学校？まぁ・・・前よりは楽しいよね。【高校生編】Part2

80【すれ違う】 ページ35

あ…まただ…




「ヨッカ君おはよ//」
「ヨッカ君！一緒に教室まで行って良いかな？//」




毎朝一緒に登校してるけど、校門近くになって


丁度誰かが最初に声を掛ける前にローコは俺から離れて先に行ってしまう。



追いかけようにも、人で道が塞がって追いかけられない。



大声だして呼び止める？


けど、ローコがこの時離れるのは人に注目されたく無いから？

だったら声かけたらローコが嫌がる。



どーしようも出来ない…？




「ヨッカ君、どうしたの？ボーッとして」


ヨッカ「ぇ!?いや、何でも無いよ;」


「そっかぁ」

「体調悪かったら言ってね！」




正直、俺も人に見られるのは好きじゃない。



何がどうあれ、俺達はフェーダで、SSCだったんだ。


人間が俺達を見る目は―――…




この人達は…同じ中学じゃないから、フェーダがこの学校にいるなんて…


今、目の前にいるのがSSCだなんて、知らない…



この学校へ入って数週間だけど、時々聞こえる。


フェーダの話題の話しが…



馬鹿にされてる。しか思えない。




「じゃあ教室まで一緒に行こ？」

「ぁ、私も〜」


ヨッカ「…そうだね＾＾」




ごめん。俺…臆病なんだ。


――――
―――
――
―


ローコ「可愛く無い…」ﾎﾞｿｯ




教室棟から反対の特別教室棟。


朝で誰も通らないトイレの鏡にうつる自分に言った。



怒ってばっかで、勝手に喧嘩にして…



ユウチの言う通りだよ？


本当ならもう飽きられて可笑しく無いし、別れてても可笑しく無いもん



けど、何も言わない…。


言う訳無いか。ヨッカ優しいし。


それならとことん私は「別れよう」なんて言わないよ？

ヨッカから言わないと…


だって、私は…


―――
――
―


ヨッカ「・・・え？」




朝のHRが終わり、移動教室で教室へ向かう時たまたま会った




メルゥ「なんか、朝の会ローコちゃんいなかったんだよ。後に保健室に行ってましたって言って戻ってきたけど」


ヨッカ「…それホント？」


メルゥ「う、うん;」




念押しに聞いた。

嘘ついてるって疑ってる訳じゃ無い。




メルゥ「そして、また保健室に…。なんかあったのかなぁーって。一応ヨッカ君に報告を！」


ヨッカ「ぁ、ありがとう」


メルゥ「うぃっす！ではまた〜」




メルゥは手をヒラヒラさせながら小走りで行った。


廊下で一人ただづんだ。

朝…特に体調も悪そうに見えなかった…。なんで…



移動教室なんて忘れて保健室へ向かった。

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