学校？まぁ・・・前よりは楽しいよね。【高校生編】Part2

74【見学】 ページ29

メルゥ「ところでユウチ君！恋愛対象の相手に怒れないってチェット君もそうなのでしょうか！！」


ユウチ「…え゛」




僕に聞くのか；




メルゥ「ん？ということは、ユウチ君もリアちゃんには怒れないって事？」


ユウチ「は？それは怒るよ」


A「即答；」


ユウチ「ただヨッカはバカって話しなだけ。普段は注意とか心配で怒ったりするけど、恋愛面では怒った事無いって事」


メルゥ「うむ。マジ優男ですな」




話している少し離れているところでサッカーをしていたヨッカだったが、サッカーしに戻った後でも会話が気になりちらちらとユウチ達を見ていた。




ヨッカ「(アイツ、ローコの前で堂々と話し続けるんだから参るよな；)はぁ…」



アイク「ヨッカまた溜息してっぞ」


ロイ「付き合って数年経ってるのに恋煩い…」


アイク「…なんか、皆…恋好きだなー」


ロイ「好きで恋した訳じゃないだろう」


アイク「まぁ、そーなんだけど………」


ロイ「？」




アイクが言いたい事が分からず疑問に思うが、そこまで聞きたいとは思わなかった。


どうせ聞いたところでコイツは言わない。




アイク「(恋愛。ねぇ…)」


―――
――
―
放課後


チャイムが鳴り、クラスからどんどん人が流れるように階段へ向かって歩く。

アイクは、昼休み終わりにシヴァンから放課後サッカー部の見学を誘われ約束していたため、待ち合わせ場所の踊り場の人の少ない所へ移動する。




アイク「(そういえば、サッカー部にフェーダの人いたりすんのかな…？)」




他愛のない考えをしていたら、すぐシヴァンと中学の頃サッカー部だった同級生数人と合流した。

軽く会話をしながらサッカー部のところへ歩く。




シヴァン「お前サッカー部入んねぇ？」


アイク「え？」


シヴァン「今日一緒にやってて、お前メッチャ上手くなってるじゃんw」




すると、昼休みその場にいた元サッカー部の同級生も賛同するように頷くなどする




アイク「中学の頃もお前に誘われたよーな」


シヴァン「おう」


アイク「んー、そん時言った通り、俺はスポーツ全般平等に楽しみたいんだけどなー…」




中１の頃も同じようなやりとりをした。


けど、中2になってユウチと会って、もっとサッカー上手くなってユウチに勝ってみたいなー。とか、思った事あったけど…

それ以前にイリアスに勝ってない…；


(今は勝てるかな…？やってくれればだけど)

その場は特に気にせず、心の片隅においといた。

75【嘘】→←73【いつか】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す