貴方と再開を。 ページ47
『待たせちゃって、ごめんね』
帰ってきました、なんて貴方に笑いかける。
gr
「…ふ、…っ、待って、たゾ…!!」
溢れそうになる涙を必死に堪える。
貴方が彼の頬を撫でれば、耐えきれないと言うように次から次へと雫が流れた。「もう離さない、何があっても」そう力強く抱き締める彼。甘い香りが貴方の視界を滲ませる。ああ、帰って来たんだね。
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「…ほんま、ほんまにAなん?」
目を見開いて、貴方に駆け寄った。
『そうだよ、ただいまトントン』そう笑えば、彼の瞳が嬉しそうに細まった。「寂しかった、会いたかったで」そう安心したように涙を浮かべて笑う彼は、何でだろう、とても綺麗に見えたんだ。
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「…おかえり、もう何処にも行っちゃ嫌めう」
目を開いてふわりと笑った。
何度も確かめるように貴方にキスを落とし、「Aちゃんや」と愛しそうに笑う。貴方がキスをし返せば、彼の目から涙が伝い、「お茶会、しよっか」と無邪気に微笑まれた。…また日常が戻る。
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「お帰り、お帰りAちゃん!!」
彼の目がキラキラと光る。
寝れていなかったのか、離れる前より隈が酷い。『これからはずっと一緒だよ』そう抱き締めれば、彼は静かに頷いて「信じてるで」と抱き締め返した。くすぐる煙草の匂いが、貴方を何よりも安心させた。
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「…A?」
首をかしげ、貴方に歩み寄る。
『シッマ、久しぶり』そう言って笑えば、彼の顔が徐々に笑顔に変わっていった。「どれだけ待ったと思っとるんや!」とデコピンをされる。それが痛く感じなかったのは、彼の笑顔があまりに輝いていたからだろうか。
sha
「夢なら、覚めんといてや」
貴方の頬に手を当て呟く。
『現実だよ、シャオちゃん』そう笑って彼の手に自分の手を重ねれば、彼は子供のように泣きながら笑う。何とも器用な事をするなあ何て思えば、「A、愛しとるで」と宝物の様に口付けをされた。
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「ほんま、変わらへんな、Aは」
詰まりながらそう返された。
『泣いてるの?』そう彼の手を握ると、「違うわ、嬉し涙や」と指を絡められる。結局泣いてるんじゃないか、なんて言えないね。つられて貴方も涙を溢すと、泣き虫やな、と笑われてしまった。
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峠(プロフ) - Chio_さん» リクエスト承りました!詳しくありがとうございます、お待ちください! (2019年3月16日 17時) (レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)
Chio_(プロフ) - 2度目になってしまうのですが、リクエストお願いしたいです!股ドンしてみた。とか見たいです!股ドンする方が夢主でもわえわえでもどちらでも大丈夫です! (2019年3月16日 16時) (レス) id: 8df7c484b7 (このIDを非表示/違反報告)
峠(プロフ) - 雪菜さん» リクエスト承りました!!いつも閲覧ありがとうございます、お待ちください!! (2019年3月16日 11時) (レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - リクエストお願いします。夢主に一目惚れをした彼らの反応を見てみたいです。宜しくお願いします。 (2019年3月16日 10時) (レス) id: 326cd46c38 (このIDを非表示/違反報告)
峠(プロフ) - irumikaさん» リクエスト承りました!!いつも閲覧いただきありがとうございます、しばらくお待ちください! (2019年3月15日 22時) (レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:峠 | 作成日時:2019年2月25日 16時