貴方に今日は【d!】

2。° ページ36

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「ぁ…!?」

思考が固まったらしい。
貴方を見て、噛まれた耳を触る。そして顔を赤く染め「何てことするんや!」と叫ばれた。でも照れ隠しなのはお見通しな貴方が追い討ちをかけるようにもう一度噛めば、彼は一日ずっと行動不能になったそうで。



ht
「わっ、びっくりした…」

胸に手を当てていかにも驚いた、と表現する。
『効かないのね』そう項垂れると、「ごめんね、効かない訳じゃないんだけど…」と謝られる。どうやら顔には出ないらしい彼に、次はどうしてやろうか。



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「ぅあ!?な、にするんですか…!」


ドサドサと本を落とし此方を見る彼。
嫌がるわりには顔は赤みを増しており、目には何処か期待が滲んでいた。『…ドMだっけ、エミさん』そう目を細めれば、彼は口を閉ざし赤い顔をそっぽ向けてしまった。まだまだ対応が初々しいなあ。



shp
「…っ!?…何だ先輩っすか、脅かさんといて下さい」

反応はするもののさっとかわされた。
貴方が不満げな顔をすれば、彼はにこりと笑い「お返しです」と貴方の肩に噛みついた。虫刺されのように小さく走る痛みに彼を見ると、先輩が最初にしたんです、と悪戯に微笑まれた。








解説ﾓﾄﾞｷ。
リクエスト、ろろむか様ありがとうございました!!何かあればまたお気軽に!

愛しの貴方を驚かせたくて耳を噛んでみた貴方。
怒りたくても貴方が笑うからつい笑ってしまうし、反応してしまう我々がいる。そんな雰囲気で。

貴方にお疲れ様のキスを。°→←貴方に甘噛みを。°

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