貴方に今日は【d!】

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「なあ、輪廻転生ってあるんかな」

ふと、思い出したように彼は呟く。
『あるんじゃないかな』と答えれば、
「そっか」と寂しそうに笑った。
『次も必ずロボロの事好きになるね』
そう彼ににっと笑うと、「俺もやで」と手を握られた。
貴方がいれば、次も幸せね。



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「畑仕事も終わるんだね」

最後に畑を見たいと、彼と一緒にやってきた。
一面の畑は、即に収穫されていて殆ど何も残っていない。
『楽しかったね』貴方がそう言うと、
「本当に」と彼は笑みを溢した。
その後、互いに寄り添って思い出話をした。
決して忘れないように、あの日々を何度も。



em
「A、おいで」

俯く貴方にそっと両腕を広げる。
貴方が飛び付くと何も言わずに頭を撫でられた。
もっと一緒にいたい、ふと零れた
その嘆きを塞ぐように彼に口付けをされる。
「...A、愛してるで」
敬語の外れた彼の暖かいその一言。
儚くて、美しくて、それでいて愛おしかった。



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「A先輩……A、ずっと好きやった」

照れ屋な彼の、2度目の告白。
貴方が私もだと微笑めば、
「両思いっすね」と抱きしめられた。
終焉に似合わぬ綺麗な夜に、貴方は思う。
来世も、その先も。大好きな彼と会える日を、
ずっと待ち続けたいと。








解説ﾓﾄﾞｷ。
世界の終わりを我々と一緒に過ごして見ました。
改めて愛を告げたり、普段と変わらない一日を過ごしたり、次の約束をしたり。
…永久に貴方を愛し続ける。そんなイメージを。

貴方が助けに。°→←貴方と終末に。

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