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貴方に友愛を。 ページ1

『こんな私と親友になってくれた、貴方が大好き』
貴方が出会ってくれた事に感謝をしたくて。



gr
「そうか、ありがとう。」

深紅の目を細めて彼は微笑んだ。
なんて酷く優しく笑うのだろう、
その初めて見る笑みに何も言えずにいると
彼から「どうした?」と疑問の声が。
思わず見惚れてしまったと貴方が笑えば、
彼の笑顔は少しだけ切なげになった気がした。



tn
「はいはい、どうも。」

軽くあしらわれてしまう。
嬉しくなかったのかと言えば
彼は呆れた様な、何処か苦しそうな顔で
「好きなんて男に簡単に言うもんやない」
と貴方をそれなりに叱るだろう。
やがて貴方が項垂れて部屋を出ていけば、
彼はその顔を真っ赤に染め、その場に座り込んだ。



os
「本当やんな?嬉しいめぅ!」

笑顔に花を咲かせて貴方に抱きつく。
力いっぱいに抱き締める彼に『苦しいよ』と笑えば、
抱き付く力がほんの少しだけ緩んだ。
それでも離そうとしない彼に貴方が微笑む傍ら、
貴方からは見えぬ彼の顔はどこか嬉しそうな、
でもとても寂しそうな顔をしていた。



ut
「Aちゃんにそう言われるなんて光栄やなあ。」

へにゃり、彼が煙草を吸いながら甘く笑う。
そんな彼の反応が嬉しくて貴方が喜んでいると
刹那、彼は貴方に煙草の煙を吹き掛けた。
突然の慣れぬ濃い煙に噎せる貴方を眺めながら
「俺も好きやで」と彼は余裕げに囁いた。
彼の愛は果たして。



kn
「俺もお前と親友で嬉しいわ!!」

なんて貴方にキラキラとした顔を向ける。
目が眩むほど眩しい笑顔の彼に
貴方もつられて笑ってしまえば、
そこはとても賑やかな空間になるだろう。
貴方と笑い合う一方で、少しだけ彼の胸が軋む。
暖かくて、苦しい。それが何かは分からないけれど。



sha
「親友か…あ、いや、めっちゃ嬉しいで!」

貴方の言葉にぽつり、呟く彼。
『違う?』不安になりそう聞くと、全力で否定される。
曖昧に笑う彼が腑に落ちなくて問い詰めれば、
彼の頬は林檎のように赤くなり、遂には
「何でもない!」と叫んで何処かに行ってしまった。
貴方過多過ぎて、キャパオーバーなんだって。



zm
「んふふ、嬉しいわぁ」

愛おしいと言う様に貴方の頭を撫でる。
仕返しにって貴方も彼の頭を撫でようとすれば、
その手は何故か払われてしまう。
驚きと戸惑いで彼の顔をそっと見上げれば、
フード下の彼の顔がほんのり赤いことに気が付いた。
悪戯に笑う瞳が、余裕無さげに貴方を映している事も。

2。→



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(プロフ) - Chio_さん» リクエスト承りました!詳しくありがとうございます、お待ちください! (2019年3月16日 17時) (レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)
Chio_(プロフ) - 2度目になってしまうのですが、リクエストお願いしたいです!股ドンしてみた。とか見たいです!股ドンする方が夢主でもわえわえでもどちらでも大丈夫です! (2019年3月16日 16時) (レス) id: 8df7c484b7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 雪菜さん» リクエスト承りました!!いつも閲覧ありがとうございます、お待ちください!! (2019年3月16日 11時) (レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - リクエストお願いします。夢主に一目惚れをした彼らの反応を見てみたいです。宜しくお願いします。 (2019年3月16日 10時) (レス) id: 326cd46c38 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - irumikaさん» リクエスト承りました!!いつも閲覧いただきありがとうございます、しばらくお待ちください! (2019年3月15日 22時) (レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年2月25日 16時

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