貴方に情愛を。 ページ3
『貴方の事が、ずっと好きだった』
叶わずとも伝えたい、精一杯の。
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「…!!俺もずっと好きだったゾ…!」
彼もまた同じ気持ちだったものの、
タイミングが分からず悩んでいる中での一言。
宝石も霞むくらいの眩しい笑みを浮かべ、
貴方をとびきり強く抱き締めた。
そんな彼を抱きしめ返せば、彼の口から安堵の声が。
一国の総統も、貴方の前だと不器用で可愛い人。
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「へ、…ほん、まか?」
どさり。書類の束を落とし、ゆっくりと此方を見る彼。
貴方が頷くと、彼の顔はどんどん赤くなり、
やがて半開きの口から声にならない声が零れた。
完全にショートし何も言えずにいる彼に返事を聞けば、
きっと小さな「俺も」が帰ってくる。
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「...っ!!俺も、ずっと好きやった!」
彼の裾を掴み意を決して伝えれば
普段閉じている彼の目が驚いた様に開かれた。
互いに何も言えず少しの沈黙が流れた後、
彼は照れ臭そうに笑って貴方の頬に手を添えて囁いた。
先に言わせてごめんなぁ、その言葉に首を振れば、
緩みきった口元を隠そうともしない彼が見れるだろう。
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「なぁ…それ信じていいん？」
貴方は彼の女癖にいつも悩んでいた。
彼もそれは知っていて、だからこそ自分の思いを
貴方へ伝えるつもりは端から無かった。
けれど、あなたへの思いが無くなった訳ではなくて。
すがるように尋ねた彼の言葉に頷けば、
貴方はいつの間にか煙草の匂いに包まれていた。
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「俺も好きや。」
返ってきたのは淡白で彼らしいメッセージ。
思わず彼を抱き締めれば、彼も強く抱き締め返した。
彼の顔は心無いなんて言えない位幸せそうで。
もう一度大好きと言えば、彼も好きだと綺麗に笑う。
彼の空色の瞳が、何とも愛おしく貴方を見つめた。
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「お、俺も好きや!!両思いやんな!?」
まるで子犬のように喜ぶ彼。
それが愛しくて自然と頬が緩んでしまう。
そんな貴方を見た彼も、また無邪気にわらった。
しかし何か思い出したように慌てふためく彼、
どうやら貴方に言わせてしまった事が悔しいらしい。
あぁもう、可愛いなあ。
zm
「あ、待ってや。…好きやで、A」
貴方が紡ごうとした言葉を、彼は遮った。
貴方が唖然として顔をあげれば、
そこにはらしくないほど真剣な彼の瞳が。
「こう言うのは男からやろ」
そう悪戯げに笑った彼の口から聞こえた言葉は、
きっと貴方が何よりも望んだ言葉。
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峠(プロフ) - Chio_さん» リクエスト承りました!詳しくありがとうございます、お待ちください! (2019年3月16日 17時) (
レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)
Chio_(プロフ) - ２度目になってしまうのですが、リクエストお願いしたいです！股ドンしてみた。とか見たいです！股ドンする方が夢主でもわえわえでもどちらでも大丈夫です！ (2019年3月16日 16時) (レス) id: 8df7c484b7 (このIDを非表示/違反報告)
峠(プロフ) - 雪菜さん» リクエスト承りました!!いつも閲覧ありがとうございます、お待ちください!! (2019年3月16日 11時) (レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - リクエストお願いします。夢主に一目惚れをした彼らの反応を見てみたいです。宜しくお願いします。 (2019年3月16日 10時) (レス) id: 326cd46c38 (このIDを非表示/違反報告)
峠(プロフ) - irumikaさん» リクエスト承りました!!いつも閲覧いただきありがとうございます、しばらくお待ちください! (2019年3月15日 22時) (レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：峠 | 作成日時：2019年2月25日 16時
