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「 あの、もう大丈夫だよ。
ありがとう 」
「 そうか。
悪かったな、いきなり連れ出したりして 」
「 いやいやいやっ！！！ 謝るのは私のほうです！！
ごめんなさい。体力テスト途中なのに …… 」
この人は、自分の成績もあるのに、わたしなんかのせいで ……
人を巻き込んでしまうなら、初めから自分で保健室に行けばよかった。
わたしのくだらない我慢のせいで …… 。とっても悪いことをしてしまった。
「 別にお前が謝ることじゃねえ。俺のお節介だ。
気にするな 」
「 でも！！ トータル成績最下位は除籍処分だって！！！ 」
「 あれは嘘だろ。少し考えればわかる。
それに、俺は途中抜け出しても大丈夫な成績だしな 」
と言って、轟さんはちょっと笑った。
やけに自信ありげだな。でも、ならよかった。
それにしても、除籍処分、あれは嘘だったのか …… 。
「 そ、そっか。ありがとう。
なかなか言い出せなかったの。除籍処分になったらどうしようとか思っちゃって 」
「 そうか。でも、お前ならそれはないだろ。
握力とか、他にも、記録らしい記録だった 」
「 握力は！！！！ その、あれ、自分でもちょっと恥ずかしいから 」
「 ？ 別に恥ずかしがることないだろ。もうちょっと、自分に自信を持て 」
「 自信、か。そうだね …… わたしも、轟さんみたいに、自信持たなきゃね 」
" 途中抜け出しても大丈夫な成績だしな "
こんなこと言える轟さんは、すごいと思う。わたしには無理だ。
ヒーロー科に入ったんだ。いつまでもビクビクしてちゃ駄目だね。
「 あと、その、轟さんってやめろ。
焦凍でいい 」
「 え …… 。えっと、じゃあ、焦凍さん？ 」
「 さんもやめろ 」
「 …… 焦凍 」
「 ああ 」
焦凍、そう呼ぶとまたちょっと笑った。やさしい微笑みだった。
「 あ。じゃあ、わたしのこともAって呼んで。
わたしだけ名前呼びは、ちょっと恥ずかしい … 」
「 ああ。よろしくな、
A 」
「 うん。よろしく、焦凍 」
私たちは、顔を見合わせて笑った。
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七瀬(プロフ) - リオンさん» 白龍大好きですよ、、かわいいし料理も出来るしお嫁さんにしたいです；； いえいえ、コメントありがとうございます！！ (2017年6月25日 11時) (
レス) id: d3da0618d2 (このIDを非表示/違反報告)
リオン(プロフ) - 白龍好きなんですか！？私も好きです！（小説に関係ない話でスミマセン） (2017年6月25日 0時) (レス) id: fabdb07e65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬 | 作成日時：2017年5月21日 9時
