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□ 第1種：50m走
走ることは、私の個性ではどうにもならないだろう。
仕方ない、普通にやるしかないな。
「 7秒12！！ 」
うっ、中学の時よりは速くなったけど、記録らしい記録ではないな …
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■ 第2種目：握力
きたあ！！！！最大のアピールチャンス！！
右手を植物にして成長させて、自慢の怪力で ……
「 ん？ 」
「 あれっ、エラーになっちゃった …… 」
これは測定不能ってこと？
自分でもちょっと引く …… 男子で一番が540kgwだっていうのに …
まあ、満足だからいっか。
「 ええええっ！？ Aちゃんすご！！！ 」
「 チッ！！ ゴリラかよクソ怪力女！！ 」
「 誰がゴリラだ！！！！ 」
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そして、体力テスト第6種目、長距離走。
「 痛っ …… 」
走り終えた後、激しい足の痛みに襲われた。
が、私のせいで中断させるわけにはいかないということと、最後までやらないとその分トータル成績が悪くなるということから、なかなか言い出せなかった。
そんな時だった。
『 相澤先生。体調が悪いので、保健室に行ってもいいですか 』
「 ＿＿轟か。わかった、場所はわかるか？ 」
「 誰かと一緒に行くので、大丈夫です。すみません 」
偉いな。いや、偉くないし。
どこか悪いなら、我慢しないで先生に言うのが基本でしょ。わたしが勝手に我慢してるだけじゃん。
「 おい。行くぞ 」
「 ああ、うん。
うん …… ？ えっ、ちょっと待っ 」
「 足、痛いんだろ？ おぶってやる 」
「 え …… 気付いて … ってはあ！？ いやいや、重いから！！そこまでしゃないよ！？ 」
聞いてないし …… 。この、轟さんは、自分が体調悪いふりして、なかなか足が痛いと言い出せなかったわたしを気遣ってくれたんだ …
みんなから見えなくなったところでおぶってくれるあたり、すごく、すごく紳士だ …… ！！
「 あの、ごめん。重いでしょ？
保健室行くまでの怪我じゃないから、おろして大丈夫だよ 」
「 …… そこまで言うんなら、保健室には行かねえ。
でも、冷やすくらいはしないとな 」
「 え？ ってヒッ！！！！ 冷た！！ 」
体育館裏に来て、ようやくおろしてもらえたと思ったら、今度はなんだ。
足を冷たい手で触られた。
「 ここか？ どこが痛い 」
「 ああっと、えっと、もうちょい下 … 」
「 わかった 」
ちょっと変わってる気もするけど、いい人だなあ。
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七瀬(プロフ) - リオンさん» 白龍大好きですよ、、かわいいし料理も出来るしお嫁さんにしたいです；； いえいえ、コメントありがとうございます！！ (2017年6月25日 11時) (
レス) id: d3da0618d2 (このIDを非表示/違反報告)
リオン(プロフ) - 白龍好きなんですか！？私も好きです！（小説に関係ない話でスミマセン） (2017年6月25日 0時) (レス) id: fabdb07e65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬 | 作成日時：2017年5月21日 9時
