過去の話 ページ16
敬浩side
HIRO「ちょっと付いてきてくれる?」
登坂「え?」
いきなり呼び出されて一言目
「馬鹿女を引っ張り出す」
何のことかなぁって思ったら
3代目の話だった。
三代目に入れたい女の子がいるらしい。
HIROさんが 三代目の子一人連れていくと言ってた
登坂「ひ…ひきこもりですか?」
HIRO「あぁ、もうかれこれ4年…」
登坂「どんな人なんですか?」
HIRO「普通の子だよ」
普通の子は4年もひきこもらないだろ…
そして車で20分
HIRO「ここの家だから止めて」
登坂「はい」
止まったのは大きすぎる家
車を止めたら
そして入っていったHIROさん
そして二階の奥の部屋
ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
?「…だれ」
弱い声が聞こえた
HIRO「A 開けて」
貴方「…」
HIRO「なぁ、元気してんの?」
向こうにいるはずこAさんの声は聞こえない
ｶﾞﾁｬｯ
HIROさんが扉を開けた
真っ暗で広い部屋
カーテンは閉められ電気は消されていた
奥のベットに座っているガリガリの女の子
HIRO「久しぶり」
貴方「…」
HIROさんが話しかけるとそっぽ向いてしまった。
HIRO「新しいグループができる。それでスカウトしに来たんだよ」
貴方「…帰って」
HIRO「ほら、電気つけて！カーテン開けよ」
HIROさんは、部屋の電気をつけてカーテンを開けた
部屋が明るくなり
女の子の顔が見えた
前髪で隠れてるけど、すごい整った顔
女の子の目には光がなく
何があったらこんな目になるんだろ
HIRO「こいつが登坂広臣 お前が入る三代目のメンバー」
登坂「登坂広臣です。宜しくね」
座ってる女の子と同じ目線にしゃがんだ登坂
貴方「…」
HIRO「やってくれるよな?」
貴方「…」
答えない女の子
何を抱えてるんだろうか。
貴方「…はぁぁぁあ」
女の子はライターを取り出してタバコ火をつけた
貴方「…ふぅ」
HIRO「どうだ?」
無言で、ジトっ…とこっちを見る
貴方「…めんどくせぇわ」
！?
俺はてっきり過去に何かを抱えてるのかと…
それで引きこもったのかと思ってた
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作者名：甘楽 | 作成日時：2017年12月27日 19時
