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# ページ4

Aside



ふと気がつくと...真っ暗な場所に立っていた。






身体はすごく軽くて

実は、全部夢だったんじゃないかな?って
錯覚を覚えたりもした。







右も左も闇しかなくて...

どっちに進んで良いのかさっぱり分からない

そんな時だった。







「「JUMP! JUMP! JUMP! JUMP! JUMP! 」」




JUMPコールが聞こえてきた。








大好きな言葉だった。







この言葉を聞くと...


いつも胸がドキドキしてワクワクして


やっとみんなに会えるって明るい気持ちになって...







懐かしいなぁ...







ふと、顔を上げると...



綺麗なサイリウムの波



沢山の要望の入った団扇



みんなの笑顔が目に入ってきた。








だけど...ステージには9人しかいなかった。







あ...私...死んだんだ...




そう思った。
.









.









.









.

?「A...?」




不意に名前を呼ばれて振り返ると
そこには大好きな2人が立っていた。





『お父さん?お母さん?』





母「A...久しぶりだね。」





『久しぶり...っ.....』





父「あんなタイミングで、死んじゃってゴメンな。
でも、ずっとずっと見ていたよ。
頑張ったなぁ...」






『本当だよ...っ....ずっと苦しかった...
だけどね...みんなが居てくれたから....っ....
頑張れた.....っ....』







母「ん...いい出会いに恵まれたね...っ...」






『ねぇ、 私って死んだの...?』





父「まだ死んでいない。
だけど、もう時間がないんだ。」






母「もし、メンバーさんに何か伝えたいことがあるのならすぐに戻りなさい。まだ間に合うから!」






『え...?』






父「私達にはまた会える。
また一緒に暮らせるよ。
だけど...もうメンバーさんには会えないから。
どうするんだ?」






母「戻るの?戻らないの?」






『...戻りたい。まだ伝えたいことがある。
私、どうすればいいの?』






父「Aの大好きな場所はどこだ?」





『好きな場所?』





母「Aの大好きな...大切な場所はどこ?」






『私は...コンサートが大好き。
ファンのみんなに会えるコンサートが大好き。』






父「よしっ!そこに向かって走るんだ。」





母「また後で会えるから。ほらっ!行きなさい。」





『分かった。ありがとう。』





お父さんに言われた通り

コンサート会場を目指して走る。





会いたい...



大好きなみんなに...



大切なみんなに...

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(プロフ) - 10人目は頑張り屋さんの後にこちらの作品を読ませていただきました。気づけば一気読みしてました!ところどころ泣きましたが最後の最後で主人公がみんなと先生にお礼を言って亡くなったところで大号泣しました。とても素敵な作品ありがとうございました! (9月7日 14時) (レス) @page12 id: 3fdd874ee5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 1章から3章まで一気読みしました。一章の後半から涙が止まりませんでした。3章のラストまで涙が止まりませんでした。小説を読んで、初めてここまで号泣しました。もう、顔がぐちゃぐちゃです笑もっても、ステキな作品でした!ありがとうございます! (2019年2月5日 2時) (レス) id: bcbba7edaa (このIDを非表示/違反報告)
じゅりあ - めっちゃ泣きました!こんな素敵な小説を書いてくださってありがとうございます! (2018年11月15日 4時) (レス) id: b7d8534d12 (このIDを非表示/違反報告)
わーたん - 初めて小説を読んでこんなにも大泣きしました。とってもステキな作品でした!これからも頑張ってくだし!応援してます! (2018年11月11日 0時) (レス) id: d4880883de (このIDを非表示/違反報告)
カメラマリン(プロフ) - 今晩は!このお話今日一日で1章から3章まで一気に読みました。もう、泣きすぎて目が痛いです。笑とても素敵なお話でした。改めてJUMPのことが大好きになりました。感動をありがとうございます。 (2018年10月14日 23時) (レス) id: 75c0524d4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2016年7月22日 14時

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