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ハードな公演が続く毎日に
少しずつ身体が限界を迎えていた。



それでも立ち止まることは出来なくて
必死に立ち続けたステージ。



腰に痛みを感じたのは、東京公演の序盤だった。




時田さんと相談の上、トレーナーさんと連携して
ケアに努めてきたけれど、そう上手くいくはずもなく
今日の夜公演、ダンスをしている最中に
派手に痛めてしまった。




"show must go on" の精神だけで
本番をやり通したけど、息をするだけでも痛む腰は
体力も気力も奪っていって、カーテンコールの時には
意識が朦朧としていた。

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トレーナー「雪ちゃん、結構派手にやっちゃったね。」




『はい...前回のコンサートの時と痛み方が違くて
今回はちょっとヤバいかもしれないです。』




トレーナー「前回は打撲が主だったけど
今回はヘルニアの可能性が高いと思う。

明日は夜公演だけだよね?」




『明日は夕方まで、SnowManの仕事があります。』




トレーナー「とりあえず、このまま病院に行って
痛み止めの点滴を打ってもらおうか。
あ、雪ちゃんのマネージャーさんに連絡入れて。
あと車を用意して。」





近くにいたスタッフさんに
的確な指示を飛ばすトレーナーさん。





時田さんは今日、ふっかさんと康二のお仕事の付き添いに行っているから、ここには不在だった。




準備してくると医務室を出て行ったトレーナーさんと
入れ替わりでやってきたのは、山崎さん。





山崎育三郎「Aちゃん、大丈夫?」




『はい...ご迷惑をお掛けしてすみません。』




山崎育三郎「全然だよ。
トレーナーさんがヤバいかもって言っていたけど
明日も予定通りに出来そう?」




『もちろんです。ご迷惑はお掛けしませんので...』




山崎育三郎「うん、すごく心強い。
でもさ...こんなこと言ったらダメなのかもしれないけど...
無理なら無理って言っていいんだよ。」




『えっ...』





山崎育三郎「Aちゃんが無理しすぎていて
身体がついていっていないのは明白。

もちろんステージに立ってほしいけど、無理して限界まで追い込んでほしいわけではない。

多少の変更くらいなら対応できるから、ちゃんと自分の身体と向き合って結論を出してほしいかな。」






『はい...すみません...』





山崎育三郎「痛み止めの点滴を受けにいくんだよね?
しっかりケアしてもらっておいでね。」





『ありがとうございます...』

.→←☆怪我



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設定タグ:SnowMan , 紅一点 , 精神系
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妃楼 - 初コメントです!10日程前にこの作品と出会いました!色々な状況の変化に、耐えられるか、不安もありましたが、どの部分も、飛ばさず読ませて頂きました。 作者様の辛い想い、私も虐められていた経験があるので、よく分かります。 お身体に気を付けて頑張って下さい! (2022年2月23日 8時) (レス) @page31 id: 60c432015e (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナと最近寒くなってきたので体調などにも気をつけてくださいね (2022年2月6日 13時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2022年2月5日 22時

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