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深澤side




滝沢「...俺は今から大阪に行かないといけないんだ。
早川さんにはちゃんと連絡を入れておくから。」





『それじゃダメです!
早川さんが、メール連絡に従うわけがない!!

お願いします!お願いだから!!!』






滝沢「...ごめんな。」






そう言うと切られた電話。




目の前が真っ暗になった。




なんでだ。どうして...





楽屋に戻ると、ソファで震えるAと
そんなAを守るように固まるメンバー。



時田さんはさっきと同じように
早川さんの前に立ちはだかっていた。






早川「雪白、お前さぁ。
SnowManに入ってから何をした?
ODして、手首切って、階段から転落して、
リスカして、熱愛を撮られて...

足を引っ張ってしかないなぁ。』





舘「A、聞くな。」






Aの耳をギュッと抑える舘さん。




Aの目は虚ろで...
それでも出演しないとって思っているのだろう。




力が入らない身体を必死に起こしていた。





早川「コンサートの演出家ともトラブったんだろ?

そんな足手まといな奴を捨てないメンバーもどうかしている。だからダメなんだよ。お前らは甘すぎるんだ。」





佐「っ!うるせぇな!
何が足を引っ張っているだ!Aは誰よりも頑張っているし、俺らはAに助けられてばっかりだ!

何も知らねぇくせに、あれこれ言ってくんな!!」





早川「俺はSnowManの統括責任者だ。
そんな俺に楯突いたらどうなるか、まだ分からない?」





阿「権力を不当にチラつかせるのは犯罪です。
いい加減にしてください!」







最後の出演まであと30分を切ったところ。




もう時間がない。




このままだったら、早川さんはAを強行出演させるだろう。





年末年始のあの極限状態でも
カメラの前で笑顔を見せていたAが
笑えなくなっている。





それだけ限界なのに...




どうせ事務所は、Aのことを
金儲けの道具としか思っていないんだろ?




Jr.の頃よりも仕事が増えて...

高額なギャラを払ったとしても使いたいタレントとして、いろんなところで求められるようになって...

それに比例するように事務所の対応が厳しくなった。








いつからこんなことになってしまったんだろう...





あぁ...わかった。


ジャニーさんが亡くなってからだ。




カリスマ的存在がいなくなって
事務所をやめる先輩が増えて、事務所の体制がグラグラになった頃から、みんな変わってしまったんだ。

.→←届かぬ声



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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2021年10月28日 19時

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