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佐久間side
三宅「...そっか。だけどアレはヤバいよ。
本当にちゃんと見ておかないと後悔する。」
井ノ原「出来れば、早いうちに一回休ませた方がいいと思うよ。じゃないとお前達が後悔する。」
『今は個人仕事が忙しすぎて
まとまった休みを取るのが難しいみたいで...』
井ノ原「...一回、ODをやっているんだったよね？
だったら尚更、ちゃんと見ていないと..」
深「一応、薬は自分が管理しているんです。
なので、ODは大丈夫だと思うんですけど...」
井ノ原「薬なんて市販なら、いくらでも売っている。
やろうと思えば、なんだってやれるんだから。」
深「っ！気をつけます...」
三宅「ん。頼んだよ。
今のAを守れるのは、お前達だけだからな。」
照「はい。」
井ノ原くんと健くんは
心配そうな顔をしながらも楽屋に戻っていった。
2人を見送って、楽屋に戻ると
心配そうにAの顔を覗き込んだり
背中を摩ったりするメンバー達。
その様子を静かに見ていたふっかが
意を決したように小さく深呼吸をして
Aの前にかがみ込み、俯く顔を覗き込んだ。
深「A...1個だけ聞いてもいい？
薬、ちゃんと決まった量を飲んでいるよね？」
「...ん。」
深「...うん。ありがとう。」
曖昧な返事。
だけどそれはAが
自分の心を守るための返事だと思うと
強く諭すことなんて出来なかった。
"ガチャ"
時田「っ！A、ここに居たのか。
楽屋に行ったのに居ないから心配した。」
俺らの楽屋に駆け込んできた時田さんが
安堵の息を漏らす。
普段だったら、楽屋にいないくらいじゃそこまで心配しないけど、ここ最近の不安定さを知っているだけに
姿が見えないだけでみんな不安になるんだ。
翔「あと何分ですか？」
時田「あと、20分でステージ横に移動なんだけど...」
『20分...』
あと20分で一人でステージに出るなんて
今のAの様子からは不可能に近いように思えた。
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2021年10月28日 19時
