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宮舘side
照とAが出ていくと
楽屋には何とも言えない空気が流れる。
ラウ「Aちゃん、この間も完璧だったのに...」
『精神的に追い詰められていないといいけど...』
阿「いい時間で止めにいかないと
照がいても、戻ってこない気がする。」
康「大丈夫やろか...」
みんなが心配するのは康二からの連絡があったからか
それとも過去に幾度となく辛そうなAを見ているからか...
"ガチャ"
深「あれ、照とAは？」
佐「Aが振り付けが不安だから見てほしいって言って、二人で空き部屋に移動した。」
深「そっか...」
ラウ「時田さんは？」
深「スタッフさんに呼ばれて行っちゃった。
齋藤さんはコンビニに行くって言っていた。」
佐「うん。Aが食べられそうなものをお願いした。
あの感じだったら、まともなものを食べていなさそうだったから。」
深「ん、ありがと。
それと時田さんから、Aのこと聞いたんだけど...
なんか意図しない時に涙が溢れちゃうみたいで...」
ラウ「どういうこと？」
深「前に会議中に突然泣き出したことあったでしょ？
あんな感じで、理由はないけど泣き出しちゃうことが増えたって。
いろんなプレッシャーでメンタルが弱っているんじゃないかって時田さんが言っていた。」
蓮「心配だね...」
佐「ここまでのプレッシャーを感じているのは
初めてだよね？」
阿「前回はSnowManを守らないとって全力疾走した後の発売だったし、売り上げの基盤がないからね。
今回は前回50万枚売れたっていう基盤にプラスして
早川さんからのプレッシャーとか、レコード会社からの期待とか、前回は感じていなかったようなプレッシャーを感じていることが大きいと思う。」
ラウ「Aちゃんって、いつも俺達にバレないように隠そうとするじゃん？それなのに今回は隠しきれていない。それだけ余裕がないってことだよね...」
深「うん。今月はドラマの撮影か、俺達と同じ現場がほとんどだから。時田さんもベタつきするって言っていたし...」
康「いつになったら、Aは余計なプレッシャーとか 感じないで済むんやろう...？」
『事務所の方針が変わらない限りは無理だよ。
ただでさえ事務所の外は敵だらけなのに、Aを守る立場の事務所の大人が敵ばかりじゃ、気が休まるはずがない。』
ラウ「...っ...」
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2021年10月28日 19時
