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CDTV ページ5

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今日はCDTV。


冒頭にSnowManとして出演したあと
雪白A個人としても出演する予定だった。



リリース時期が被ると、単純にやることが2倍になる。



あまりの忙しさに気持ちがついていかなくて
気を抜くと、理由もないのに涙が出そうになって
必死に誤魔化す毎日。




スタッフ「雪白さん、あと20分です。」




『はい...』





疲れからか、なんとなく朝から体が重たくて...


ハロハロに加えて、ヤムヤムを披露したこともあって
いつも以上に体力が削られていた。




それでも楽曲を披露させてもらうからには
甘えたことなんて言っていられない。




ラウ「Aちゃん...」



佐「...だいぶ息が上がっているけど、いける?」



『ん。着替えてくる。』





心配そうなみんなに背を向けて衣装室まで向かう。


みんなも違和感は感じていると思う。

それでも休むことなんてできない。




ただでさえ、今日は視察とかなんとか言って
早川さんが来ているから。



弱いところなんて見せられなかった。





スタッフ「ここで衣装替えをお願いします。
軽くメイク直ししたら、すぐに移動になります。」



『はい。』




そう言って一人きりになると
また溢れそうになる理由なき涙。



必死に止めようとするけど
勝手に溢れ出てくる涙はなかなか止まらない。





『...くっ...はぁ...』





急がないと、時間がないのに。




"トントン"



スタッフ「雪白さん、メイク直ししてもいいですか?」





スタッフさんの声が聞こえるのに
喉が張り付いたみたいに声が出ない。



無意識のうちに溢れ出す涙と嗚咽だけが響く。





スタッフ「雪白さん?...入りますね。」



"ガチャ"




スタッフ「...マネージャーさん呼んできて。」




近くにいた若いスタッフさんに指示を出すメイクさん




あぁ...

これ以上、迷惑をかけたくなかったのに...

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時田「すみません。
少しだけ2人にしてもらえますか?」



スタッフ「5分したら、また来ますね。」



時田「すみません。」




ポロポロと溢れ出る涙は止まらない。




時田「大丈夫、大丈夫。
ちょっとしんどくなっちゃったな。」



『..っ...』




時田「...キツイけどもう少し頑張れるか?」





上手く声が出せなくて、うんうんと首を縦に振る。




時田「...無理させてごめんな。」





分かっている。

私が頑張らないと、誰も代わりはいないから。



大丈夫。もう少しだけ頑張れるよ。

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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2021年10月28日 19時

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