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先生「メンバーさんは
そんなこと言っていなかったよ？」
『みんな優しいから..っ..』
先生「...Aちゃんは今、楽しい？」
『...楽しいけど...苦しい。』
楽しいの。
本当に楽しくて、幸せで...
だけど、それと同じくらい苦しくて...
自分の気持ちが分からないの...
先生「そっか...
急いで、今後の決断をする必要はないからね。
大丈夫。落ち着こう。」
涙が止まらない私を見て、
先生はいつも通りの優しい笑顔で
背中をさすってくれた。
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翌日、何やら病室の外が少し騒がしくて...
耳を澄ますと、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
先生「今はまだAちゃんに会えないよ？」
ラウ「それでもいいんです。ここに居たいんです。」
先生「だけど...」
ラウ「お願いします。もう後悔したくない。
会えなくても、きっと届くから...届くはずだから..っ...」
看護師「先生、どうしますか？」
先生「ラウくん。...何かあったの？」
ラウ「...っ..」
先生「あっちで、温かいお茶でも飲みながら
少し話をしようよ。」
ラウ「...俺は大丈夫です。」
先生「うん。大丈夫なのは知っているよ。
でも先生さ、少しラウくんの話を聞きたいな。」
ラウ「やだ。Aちゃんの側を離れたくない...」
ふらふらとドアに近づき、ドアに背中を預けて座る。
ラウが近くにいる。
一生懸命、私に話しかけてくれる。
それだけで、心が温かくなるのを感じた。
SnowManのために
離れないといけないという気持ちと
SnowManから離れたくない気持ちが入り乱れる。
苦しかった。
さっくんと康二の声も聞こえてきて
気づいたときには
「...不安にさせてごめん。
大丈夫。ちゃんと戻るから。」
なんて口走っていて...
何が正解か分からない中で
自分の心は、SnowManに居続けることを望んでいると知ってしまった。
『あぁ...っ...あぁぁぁぁ...っ..』
嗚咽とともに涙があふれてくる。
どれだけ泣けば気が済むのかなんて
自分に呆れながらも涙は止まらなかった。
その日の夜、意を決して気持ちを伝えた。
『...私、辞めたくない。』
先生「そっか。メンバーさんも喜ぶね。」
いつも優しい先生の笑顔。
『私、先生がいなかったら
ずっと前に生きることをやめていたと思う。
助けてくれて...ありがとう。』
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妙子(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。この小説毎回楽しみです。これからも応援してます！頑張って下さいね。作者さんの言葉一つ一つ伝わってきます (2021年6月23日 21時) (
レス) id: 71d8043231 (このIDを非表示/違反報告)
みいやん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。この小説がとても好きです…！作者さんが伝えたいことが、ひしひしとこっちに伝わってきます。ずっとずっと応援しています。これからも更新頑張って下さい!! (2021年6月22日 21時) (レス) id: 681f9fbf66 (このIDを非表示/違反報告)
翔子 - 更新頑張ってください (2021年6月22日 17時) (レス) id: 21856ce480 (このIDを非表示/違反報告)
咲舞(プロフ) - 今回も更新ありがとうございます！今回も素敵でした。重暗いお話が好みなので明日からの更新がとても楽しみです！ご自分のペースで頑張ってください。 (2021年6月17日 0時) (レス) id: 1154bf8b89 (このIDを非表示/違反報告)
むち(プロフ) - むりせず、頑張ってください！！楽しみです！ (2021年6月17日 0時) (レス) id: fc08b9a7cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2021年6月6日 16時
