心に届いた声 ページ40
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気づいたら病室にいて
ただボーっと真っ白な天井を見つめていた。
正直よく覚えていないけれど
しょっぴーやふっかさんが泣いていたこと、
舘さんや照くんの顔が今まで見たことないくらい
強張っていたことだけは、はっきりと覚えていた。
1日3食、看護師さんが食事を持ってきてくれて
正直、お腹なんて空いていなかったけれど...
橘先生に「ちゃんと食べようね。」って言われるから
とりあえず口に運ぶ。
トレイには何故か、
必ずタッパに入ったおかずが一品追加されていて
他のおかずはお皿に入っているのに
どうしてこれだけタッパなんだろうって
看護師さんに聞いて、後悔した。
看護師「そのタッパのおかず、
宮館さんが毎日持ってきてくれているんですよ。
Aちゃんに食べてほしいからって。」
『舘さんが...？』
看護師「はい。毎日、必ず。」
にっこりと笑って教えてくれた看護師さんの言葉に
目頭が熱くなるのを感じた。
舘さんだって忙しいのに
私なんかのために、わざわざご飯を届けてくれて...
そんなに優しいことをされたら
皆と一緒にいたくなっちゃうじゃん...
みんなをこれ以上、傷つけないために
必死の思いで出した結論が
いとも簡単に覆りそうになる自分に呆れた。
私、本当にみんなが大好きなんだなって思ったら
余計にみんなを傷つけたくなくて...
だけど、みんなと一緒にいたくて。
夢の続きを一緒に見たくて。
自分の気持ちが分からなくて、とにかく泣いた。
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先生「Aちゃん。お仕事どうしよっか？」
『分からない..っ...
何が正解か、もう分らないの...』
先生「メンバーさんは9人とも
Aちゃんと共に歩く未来を望んでいる。
Aちゃんが自分に嘘をついて、退く必要はないと思うな。」
『だけど...私がいたらみんなを傷つけてしまう。
知る必要のない汚い言葉を見て、私と一緒に悲しんで..っ...』
先生「メンバーさんはそれを望んでいるんだよ。
一緒に悲しんで、一緒に泣きたいって思っているんだって。」
『みんなは何年も、Jr.で頑張ってきたの..っ...
どれだけ未来がないって言われても
決して諦めないで頑張ってきたの..っ...
それなのに、私がいるせいで...』
先生「...Aちゃんが何かしたの？」
『...私のせいでアンチが増えた。
それにSnowManにいただけるはずの仕事を
私が一人で全部奪っているの...』
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妙子(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。この小説毎回楽しみです。これからも応援してます！頑張って下さいね。作者さんの言葉一つ一つ伝わってきます (2021年6月23日 21時) (
レス) id: 71d8043231 (このIDを非表示/違反報告)
みいやん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。この小説がとても好きです…！作者さんが伝えたいことが、ひしひしとこっちに伝わってきます。ずっとずっと応援しています。これからも更新頑張って下さい!! (2021年6月22日 21時) (レス) id: 681f9fbf66 (このIDを非表示/違反報告)
翔子 - 更新頑張ってください (2021年6月22日 17時) (レス) id: 21856ce480 (このIDを非表示/違反報告)
咲舞(プロフ) - 今回も更新ありがとうございます！今回も素敵でした。重暗いお話が好みなので明日からの更新がとても楽しみです！ご自分のペースで頑張ってください。 (2021年6月17日 0時) (レス) id: 1154bf8b89 (このIDを非表示/違反報告)
むち(プロフ) - むりせず、頑張ってください！！楽しみです！ (2021年6月17日 0時) (レス) id: fc08b9a7cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2021年6月6日 16時
