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翔太side
滝沢「もちろん分かっているよ。
だけどね、物事はタイミングが大切なんだ。
このタイミングで、2枚目の発売に踏み切ることは
普通のことだ。」
『タイミングの問題じゃない！！
俺はAの心の話をしているんです！』
滝沢「A。...出来るよな？」
「...出来ません。もう..っ..頑張れない...」
深「..っ...」
康「嘘やろ...」
あのAが、出来ないというなんて...
ホントに限界なんだ。
滝沢「出来るよな？」
「......っ...」
『いい加減にしてください！
Aは出来ないって言っているじゃないですか！！』
滝沢「A。出来るよな？」
「......はい」
滝沢「ん。全力で頑張れよ。」
『滝沢くん！！』
滝沢「...俺は副社長として
事務所もタレントも守らないといけないんだ。」
ラウ「...Aちゃん、一回外に出よう。」
震える声で、俯くAに声を掛けるラウール。
目黒が手伝って、3人で会議室を出て行った様子を
確認したふっかが口を開く。
深「...Aはもう限界なんですよ。
今までAのことを見守ってきている滝沢くんなら
アイツが限界だってことに気づいていますよね？
分かっていますよね？」
滝沢「...3月半ばに時田さんが復職する。
これまで通り、SnowManのチーフマネージャーだけど、Aのマネジメント業務が中心になると思う。
SnowManのマネージャーに関しては
4月の人事異動で2人増やすから、Aに対しても、
お前らに対しても十分なマネジメントが出来ると思う。」
深「Aの心の問題は、マネジメントを充実させたくらいで解決するような簡単なモノじゃない！！」
滝沢「...何が言いたい？」
『2ndシングル発売の件、考え直してください。』
佐「これ以上、Aを事務所の道具にしないでください。
アイツがあれだけ苦しんで、それでも作り上げた作品を見ましたよね？それなのに、まだ求めるなんて普通じゃない。」
滝沢「...自分達が何を言っているのか分かっているのか？」
『分かっています。
それでも...これ以上、Aが苦しむ姿は見たくない。』
滝沢「...これは決定事項だ。
クライアントとも打ち合わせを重ねて
タイアップ曲のリリースに関しても合意済みだから。
...あと宜しく。」
そう言って会議室を出て行く滝沢くんに
何度呼びかけても、俺達の声は届かなかった。
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妙子(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。この小説毎回楽しみです。これからも応援してます！頑張って下さいね。作者さんの言葉一つ一つ伝わってきます (2021年6月23日 21時) (
レス) id: 71d8043231 (このIDを非表示/違反報告)
みいやん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。この小説がとても好きです…！作者さんが伝えたいことが、ひしひしとこっちに伝わってきます。ずっとずっと応援しています。これからも更新頑張って下さい!! (2021年6月22日 21時) (レス) id: 681f9fbf66 (このIDを非表示/違反報告)
翔子 - 更新頑張ってください (2021年6月22日 17時) (レス) id: 21856ce480 (このIDを非表示/違反報告)
咲舞(プロフ) - 今回も更新ありがとうございます！今回も素敵でした。重暗いお話が好みなので明日からの更新がとても楽しみです！ご自分のペースで頑張ってください。 (2021年6月17日 0時) (レス) id: 1154bf8b89 (このIDを非表示/違反報告)
むち(プロフ) - むりせず、頑張ってください！！楽しみです！ (2021年6月17日 0時) (レス) id: fc08b9a7cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2021年6月6日 16時
