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ラウールside
震えている小さな身体をギュッと抱きしめる。
きっと言わないだけで怖い気持ちも辛い気持ちも
もっともっとあるだろう。
俺なんかに想像出来ないくらい
沢山の苦労を経験していても、乗り越えられないものもあるだろう。
きっと怖くて、辛くて、仕方なくて
それでも、それを口にしたら間接的に舘さんを
傷つけてしまうかもしれないから1人で抱え込んで
ボロボロになるまでステージに立ち続けた。
そんなシンメが誇りであって不安なんだ。
いつか限界が来て、消えちゃうんじゃないかって。
だからその温もりを離さないように
しっかりと抱きしめておきたいんだ。
照「...A、頑張ったな。」
岩本くんがAちゃんの頭を撫でる。
「...照くん、私ちゃんと出来ていた？
怖くて年末年始の映像、見返せていなくて...」
照「出来ていたよ。想像以上に出来ていた。
紅白のデタミを見た時、勝手に涙が出てきたよ。
ほんとにすごい表現力だった。」
「良かった...
なんかようやく年末年始が終わった気がする。」
ホッと力が抜けたAちゃんの身体。
きっと頑張り過ぎちゃって、どこでスイッチを切っていいか、分からなくなってしまっていたのだろう。
『Aちゃん、何もしてあげられなくてごめんね
俺がもう少し強かったら...』
「...私は1人で活動したことを後悔していないよ。
悔しい気持ちも辛い気持ちもあったけれど...
あの時、歩みを止めなくて良かったって思っている。
それに今回の密着も、滝沢くんに任せて良かった。
どこまで流れているか分からないけれど
きっと沢山の人に等身大の雪白Aが届いたと思う」
『うん。届いたよ。』
そう言うと嬉しそうに微笑んだAちゃん。
照「もう寝る？」
「うん。ホッとしたら疲れちゃった...笑」
照「じゃあ俺達は帰るな。」
「わざわざ来てくれてありがとう。」
『遅い時間に押しかけてごめんね。
じゃあ明日の夕方にお仕事で！』
玄関まで見送ってくれたAちゃんに
手を振ってマンションを出た。
『ねぇ、岩本くん。
滝沢くんがあそこまで過激な映像の放送を許可したのってなんでだろう...？』
照「...Aを舐めるなってことじゃないかな？
記事のこともあったし、滝沢くんなりの謝罪と
今後の対策だと思う。」
『そっか...』
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けい - 風磨の電話最高！面白かったです。 (2022年4月30日 15時) (
レス) @page35 id: 2bfab9fa79 (このIDを非表示/違反報告)
妙子(プロフ) - 移行おめでとうございます。この作品を読んで、心に響きました。素敵な小説色々ありがとうございます。この作品すごい大好きです。頑張って下さい。楽しみにしてます (2021年6月6日 9時) (レス) id: 71d8043231 (このIDを非表示/違反報告)
なぁっぴー(プロフ) - おかえりなさい！ (2021年5月16日 22時) (レス) id: 86be072819 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - おかえりなさい。 (2021年5月15日 12時) (レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年5月7日 9時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2021年4月11日 21時
