10人目は頑張り屋さん15

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目黒side




康「え、全部お芝居だったってこと？」



「そういうこと！」



佐「楽屋の感じも？」




「もちろん！笑
あそこまで機嫌が悪いところなんて、見たことないでしょ？」




佐「いや、Aがイラつくことって本当にないから
マジで疲れてんだなって思ってた。」




翔「え、なんで罰ゲームやってんの？」




「んー...その場のノリ？笑」




翔「お前、ふざけんなよ！笑」




照「いや、普通にビビった。
え、そんなことで怒る？って笑」




阿「俺も思った。
いや、もっと無駄な時間があっただろって笑」




『Aちゃんの早く仕事終わらせたい発言にも
ビックリしたけど、ラウールが胸ぐら掴んだのは
マジでビックリした。』




康「俺も、俺も！
Aがあんなこと言うなんて信じられへんから
相当、切羽詰まっているんだなって。」




舘「心臓に悪いよ！」




ラウ「Aちゃんの演技がすごくて
俺、胸ぐらくらい掴まないとダメだなって。」




「どうせやるなら徹底的にやらないとね笑」




照「俺、間違えてもAは怒らせないって決めたもん。」




佐「Aは怒らせたらいけないタイプだわ！」




深「阿部ちゃんもだけど、普段優しい人がキレると
こんなに怖いんだなって思うよね。」




「あの...超怖い女みたいな印象をつけるの
やめてもらっていいですか？笑」




翔「いや、普通に怖かったけどね。」




「えぇ...」




深「え、仲裁に入った
めめと阿部ちゃんも気づかなかったの？」




阿「気づかないよ。
だって目がめちゃくちゃガチだったもん。」




『マジでガチだと思った。

俺さ、ラウールを羽交い締めにしている時に
掻い潜ろうとする力がガチすぎて
絶対、手を離したらダメだって思ったからね。』




ラウ「いや、もうね。
めめがガチすぎて、全然抜け出せなかった笑」





「スタッフさん、カットかけるまで長いよ笑

もっとパパっといくかと思ったら超長尺だもん。
やりながら展開どうしよって思っていたもん笑」





なんて謎が全て解けた俺たちは
口々に感想を言い始めるんだけど...





スタッフ「ちょっと収録の時間あるんで始めていいですか？」



ラウ「え？」



深「雑だな！」



康「ラウールとA、頑張ったのに！」



「酷いやつだ！笑」



ラウ「うるせー！！笑」





なんて現場が和んだまま終わったけど


Aちゃんのことは絶対に怒らせない！って

あの場にいた誰もが心に誓った瞬間だった笑

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