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目黒side
これだけ生活に密着している
スマホの充電を忘れるほどの過密スケジュールに
心配ばかりが募る。
メンバーの活躍はすごく嬉しいけれど
Aちゃんに関しては、それよりも心配が勝る。
過密すぎるスケジュール。
睡眠時間すらまともに与えてもらえない現状。
事務所の期待を一心に背負い
その小さな身体で何人分もの働きをする
Aちゃんを心配するなっていう方が
無理を言っているんだ。
『ねぇ...Aちゃん、ちょっと遅くない？」
翔太「たしかに...着替えるだけにしては遅いな。
おい、A大丈夫か？もう時間ないからいくぞ？」
なんてしょっぴーが、寝室に向かって声をかけると
「ん..ごめっ...ちょっと...助けて..」
か細いけれど、はっきり聞こえた助けを求める声。
Aちゃんが助けを求めるなんて...
思わずしょっぴーと顔を見合わせて
どちらがともなく靴を脱ぎ捨て、寝室に飛び込む。
『っ！』
目に入ったのは
部屋の中心で蹲っているAちゃん。
『え...ちょ...』
翔「え、大丈夫？」
「ごめん...目眩が酷くて...っ..動けない...」
『目眩...寝不足..？』
「はっ...はぁ...はぁ...」
翔「大丈夫。落ち着いて、ゆっくり呼吸しような。」
目眩特有の息苦しさからか
呼吸が荒くなるAちゃんの背中を
しょっぴーが優しく摩るが、治りそうもない。
『...もう時間ヤバイよね？』
翔「うん。そうだね。...めめ、おんぶ出来る？」
『任せて。』
翔「じゃあ、とりあえず車に向かおう。
あまりに目眩が酷いなら、収録は考えるとして
とりあえず楽屋まで行かないと話が進まない...」
『そうだね。』
翔「A？分かるか？」
「ん...はぁ...」
翔「目眩が辛いな...
とりあえず時間ないから、車まで移動しよう。
目黒が背負ってくれるから、ちょっとだけ頑張って」
「..ごめ..っ..」
『なるべく揺れないように行くから。
全体重を俺に預けて大丈夫だからね。』
しょっぴーが、目眩で動けないAちゃんを
抱えるようにして、半ば無理やり俺の背中に乗せる。
翔「ん、いいよ。」
背中に温もりを感じると同時に、抱いたのは違和感。
『Aちゃん、軽すぎるよ。
相当、痩せちゃっている...』
翔「...食事量と運動量があってなさすぎるんだよ。」
『うん...』
苦しそうなAちゃんに何もしてやれない
不甲斐なさで一杯だった。
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みるくてぃー(プロフ) - はりゅさん» コメントありがとうございます。先の展開を楽しみにしてくださっていて嬉しいです。これからも宜しくお願いします(*^^*) (2021年1月10日 15時) (
レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - らんさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます。苦しい展開が多いお話ですみません...これからどうなっていくのか、是非読んでいただけたら嬉しいです。これからも宜しくお願いします(*^^*) (2021年1月10日 15時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます。私も欅ちゃんを見ていた時期がありますが、たしかに平手ちゃんと重なるところがありますね。主人公ちゃんがどうなるのか、是非これからも読んでいただけたら嬉しいです。これからも宜しくお願いします(*^^*) (2021年1月10日 15時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
はりゅ - とても読んでて先が気になりまくってます！これからも更新頑張ってください！ (2021年1月10日 15時) (レス) id: 06cb82de2d (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - すごくすごく大好きで、更新されるたびにすぐ読みに来てしまいます！苦しい場面も多いですが、とても感情移入しやすくて本当に面白くて...。続きも楽しみにしています(^ ^) (2021年1月10日 8時) (レス) id: 81d376c42b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2020年12月21日 23時
