転落事故 ページ18
.
大阪での生放送出演を無事に終えた私達は
最終便の新幹線で東京に戻ってきていた。
中村「いや〜、お疲れ様だね。」
『ほんとにね。関西は倫也さんが一緒だったから
一人の時よりも楽しかった！ありがとう。』
中村「いやいや。
あんなに大変なことを
ずっとやってきているなんて本当に驚いた。
なかなか休めないと思うけど、身体を大切にしてね」
『うん。ありがとう。』
中村「明日は？仕事はあるの？」
『明日はデビューコンサートの生配信があるよ。』
倫也「あ、そっか！
俺も最終日のチケットを買ったから、楽しみにしているね！」
『え、わざわざ買ってくれたの！？
チケットならプレゼントさせてもらったのに...』
倫也「なんでよ笑
一人のファンとしてSnowManのデビューコンサートを見させてもらうんだから！
ほんとにSnowManのダンスはカッコいいし...
なのにバラエティーでは面白いし...
本当に罪深いグループだよね〜笑」
『ふふふ。ありがとう。』
共演者の方が、私を通してSnowManを知ってくれて心の底から応援してくださる。
それだけで、ほんの少しだけSnowManの力になれている気がして嬉しかった。
.
.
.
.
時田「Aはこっちな。」
『うん。』
時田「ありがとうございました。
また29日から宜しくお願い致します。」
倫マネ「こちらこそありがとうございました。
また宜しくお願い致します。」
倫也「じゃあお疲れ様。
明日からもハードだと思うけど身体に気をつけてね。ラストスパート頑張ろう！」
『うん！ありがとう。お疲れ様でした。』
倫也さんとマネージャーさんに頭を下げて
出口に続く長い階段を降りようと足を出した。
その瞬間、左後ろに感じた人の気配。
振り向く間もなく...
「...死ねよ。」
耳元でボソッと呟かれる低い声。
トンと背中を押され、傾く身体。
行き場を失った足が空を切る。
時田「A！！！！！」
倫也「Aちゃん！！」
倫マネ「雪白さん！！！」
あぁ...もう駄目だ。
ギュッと目を閉じた瞬間
誰かに抱きしめられた気がして...
二人で長い階段を転がり落ちた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6052人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるくてぃー(プロフ) - はりゅさん» コメントありがとうございます。先の展開を楽しみにしてくださっていて嬉しいです。これからも宜しくお願いします(*^^*) (2021年1月10日 15時) (
レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - らんさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます。苦しい展開が多いお話ですみません...これからどうなっていくのか、是非読んでいただけたら嬉しいです。これからも宜しくお願いします(*^^*) (2021年1月10日 15時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます。私も欅ちゃんを見ていた時期がありますが、たしかに平手ちゃんと重なるところがありますね。主人公ちゃんがどうなるのか、是非これからも読んでいただけたら嬉しいです。これからも宜しくお願いします(*^^*) (2021年1月10日 15時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
はりゅ - とても読んでて先が気になりまくってます！これからも更新頑張ってください！ (2021年1月10日 15時) (レス) id: 06cb82de2d (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - すごくすごく大好きで、更新されるたびにすぐ読みに来てしまいます！苦しい場面も多いですが、とても感情移入しやすくて本当に面白くて...。続きも楽しみにしています(^ ^) (2021年1月10日 8時) (レス) id: 81d376c42b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2020年12月21日 23時
