10人目は頑張り屋さん10

おかえり ページ8

ラウールside



今日は嬉しいことがある日！





『ねぇ、まだかなぁ...』




蓮「そのうち来るから、待ってろよ笑」




『んん...Aちゃん...』




「今、滝沢歌舞伎のスタッフさんのところに行っているみたいだから、もう少しで帰ってくるよ。」




『んー...』




“ガチャ”



『来た！！』



佐「おはよー！あっぶねぇ...
遅刻するところだった！」



『なんだ...佐久間くんか...』



佐「え！？」



翔「あはははははははww
はー、腹痛ぇww」



佐「ラウ、佐久間のこと待ってなかったの！？」



『え、うん。今は違う。』



深「うひゃひゃひゃひゃひゃww」



康「さっくん、そないにヘコまんといてや笑
今日はしゃあないことやで。」



蓮「こら。ちゃんと挨拶しなさい。」



『むー...佐久間くん、おはよう。』



佐「ラウーr...」





“ガチャ”



『あ！！来た！！』



？「おはようございます。」



『岩本くん！！！』



照「3ヶ月間、迷惑かけてすみませんでした。
今日から活動を再開させていただきます。

この3ヶ月で反省したことを忘れずに
責任と自覚をもって活動していきます。

これからも宜しくお願いします。」



そう言って頭を下げた岩本くん。




深「...お前、固いよ笑
照が反省しているのは、みんなちゃんと知っている。

これからは頼むぜ、リーダー。」




照「ふっか...」




舘「おはよう、照。」



翔「つーかお前、遅刻だぞ！笑
佐久間と同じことやってんじゃん！笑」



佐「な！！佐久間はちゃんと間に合ったからな！」




康「さっくん、そんなんで張り合わんでよ笑」




蓮「ふはははは笑」




阿「あれ、髪の毛切った？」




「短い方がカッコいいもんね！」





照「みんな...マジでありがとう。」




深「ほら、ラウ。」




『岩本くん！！おかえりなさい！！！』




ふっかさんに背中を押されて
今にも泣きそうな岩本くんの胸に飛び込む。




この3ヶ月間もいろいろあった。

すごく寂しかったし、怖かった時もあったけれど
9人でなんとか岩本くんの代わりになろうと頑張った。



でもどれだけ頑張っても
岩本くんの代わりにはなれなかった。



グループの大黒柱を担っている岩本くんは
まるで太い幹のようで、彼がセンターに立つと
踊りが引き締まると言われるくらいの存在感を放つ。



改めて、誰一人として欠けてはいけないグループなんだなと強く実感した3ヶ月だった。




岩本くん、おかえりなさい！

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