10人目は頑張り屋さん9

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ラウールside



Aちゃんの家には
今日の夜、仕事がなかった僕と佐久間くん、舘さん、ふっかさん、しょっぴーが集まっていて...



康二くんとめめは「アイアム冒険少年」の収録。
阿部ちゃんは「Qさま」の収録。


3人とも、すごく心配していたけれど
仕事は休めないということで仕事に行った。



『あ！ふっかさん！出てきた！！』



テレビを食い入るように見つめていると
見慣れないワンピースみたいな服を着て
周りが女の子だから身長差を気にする必要がないため
ペタンコ靴を履いているAちゃん。




欅坂さんの方が人数は多いはずなのに
その存在感でその場を支配しているように見える。



井ノ原「さぁ、続いての夢コラボは
欅坂46×SnowMan雪白A！！」




欅「「お願いします！」」




井ノ原「お！Aがコラボするのか！」



「はい！欅坂46さんからお声掛けいただきまして
今回、コラボさせていただくことになりました。」



井ノ原「今回は、欅坂46の不協和音をフルサイズで
パフォーマンスしてくれるということですが...

え？あ、平手さん欠席なの？」



菅井「あ、はい、そうなんです。
平手もAとのコラボを楽しみにしていたのですが
体調不良のため本日は欠席となりました。」
.







.
『え！？ダブルセンターって言ってなかった？』



翔「昨日、言ってたな。
まぁ欠席が決まったの当日っぽいし
片方は空白でやるんじゃね？」



『そっかぁ...Aちゃん、完璧を求めていたから
なんか可哀想だな...』
.






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井ノ原「じゃあ代役を立ててになるのかな？
分かんないけど...」



菅井「いえ、実はAが...」



「私がソロでセンターをやらせていただきます。」




井ノ原「え！？振付、覚え直したの？」



「はい。さっき覚え直しました。
出来る限り、完璧な形をお見せしたくて
無理を言って、やらせていただきました。」




井ノ原「え？どのくらいで覚え直したの？」




菅井「15分くらいで、パパッと覚え直していて
私達がビックリしました。」
.







.
『えぇ！！！』



佐「嘘だろ？15分であの振り付けを？」



深「無理し過ぎだろ...」



舘「いくらなんでもあんなハードな曲...」
.






.
井ノ原「それではステージの方にお願いします。」




井ノ原くんの声でステージに向かって歩いていく
Aちゃんの雰囲気は、ガラッと変わっていた。




井ノ原「それではお聞きください。
欅坂46×雪白Aで不協和音！」

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