俺の役目 ページ22
深澤side
照から電話があったのは
少し早いけどそろそろ寝ようかな
なんて思っていた時だった。
その電話から1時間半後...
インターホンが鳴って玄関を開けると
見たこともないくらい憔悴している様子の照。
何があったんだ...
とにかく、只事ではないと
慌てて部屋に入れてソファーに座らせた。
『え...どうした？』
照「...ごめん。」
『...へ？』
照「...何年も前に行った飲み会の写真が
週刊誌に載ることになった...」
『飲み会？成人してからのだろ！？』
照「...俺は成人している。」
『俺は...？』
照「...同じ場に未成年がいた。」
『は？』
照「ちゃんと確認してなかった。ほんとにごめん...」
『っ！！お前！！』
照「ごめん！俺、取り返しがつかないことを...」
胸ぐらを掴んで殴ってやりたかった。
ふざけんなよって怒鳴ってやりたかった。
でもその広い背中で、強い存在感で
俺らを引っ張ってくれた照はそこにはいなくて...
下を向いて、小さく震えている彼に
そんなこと出来なかった。
『これからどうなるの...？』
照「今、滝沢くんに呼ばれて事務所に行ってきた。
メンバーには明日の朝に伝えるように言われた...」
『照は？照はどうなるの...？』
HiHiJetsの時もそうだけど、
滝沢くんが社長になってから処分が厳しくなった。
だからこそ怖かった。
照「明日の朝、みんなに伝えた後
俺の処分と、SnowManの今後について伝えられる。
もしかしたら...俺...t..」
『それ以上、言うな！！』
怖かった。
照の口から、その言葉の続きを聞くことが...
怖かった。
言ってしまったら、その言葉が現実になりそうで...
照「俺のせいで、9人のこれまでの努力を無駄にするかもしれない。俺のせいで、SnowManが...っ...
後悔してもしきれないんだ...っ...なんであの時..っ..」
『SnowManは10人だ。何があっても10人。
1人のミスも成功も、10人のミスで、10人の成功になるんだ。
だから死ぬ気で反省しろ。』
照「ごめん...っ...ごめん...っ..」
泣き崩れる照に俺は何も言ってやれなかった。
言ってはいけなかった。
後悔の気持ちも、悔しい気持ちも、痛いほど分かる。
それでも今、俺が照に寄り添ったら
グループがきっとダメになる。
俺の役目は、照に寄り添うことでも
照を突き放すことでもないはずだから...
涙が頬を伝ったのは、俺だけの秘密にしよう。
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切な - 移行おめでとうございますー！お忙しいかと思いますが、更新楽しみにいつまでも待ってます〜 無理せず、体調や暑さ等にはお気をつけくださいね。陰ながら応援しております！ (2020年8月25日 20時) (
レス) id: f2db21a162 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年8月23日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2020年8月23日 14時
