10人目は頑張り屋さん8

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すごく難しい問題だった。



公表すれば、事務所やSnowManに対して
悪いイメージを持たれてしまうかもしれない。



否定すれば、過去のことがバラされるかもしれない。
バラされた過去が虚偽の可能性も捨てきれない。


もし正しい過去がバラされたとしても
私は世間の反応を受け止め切れるのだろうか...




どうすればいいのか、分からなかった。





照「...どうしよっか？」




『...ごめん。私には決められない。
みんなに任せたい...っ..』




深「...」





みんなの顔が一瞬にして曇る。


難しいことをお願いしていることは
私もちゃんと分かっている。




それでも...

どうしても自分では決められなかった。





『みんなが決めた決断で起こった結果なら
私は多分受け入れられるから。』




佐「どうする？」




ラウ「僕は、これ以上、Aちゃんが傷つく姿を見たくない。

否定してまた変な噂を立てられるなら
ちゃんと公表した方がいいと思う。」





阿「ただ公表したからと言って
なにも言われないわけではない。

公表すればAの評判が落ちるかもしれない。」





ラウ「なんで何も悪くないのに
Aちゃんが否定されなきゃいけないの。

悪いのは全部、アンチのせいじゃん。
それに記事になったってことはニュースで
きっと取り上げられる。

そうなった時にあることないこと言われるよりも
ちゃんと事実です。って言った方が絶対いい！」





佐「ラウの言いたいことも分かるけど
これは事実、これは嘘っていうのは怖い気がする。

否定も肯定もしないことは出来ないの？」





舘「どういうこと？」






佐「そのまま書いちゃうとか...

否定、肯定をはっきりされなけば
誰の責任とか、そういうこともなくなるし
含みを持たせた書き方をするとか...」





ラウ「でも！」





『ラウの真っ直ぐなところ、本当に素敵だと思う。
でもね、上手く生きていかないと、簡単に潰されちゃうの。ラウだってもう分かっているよね？』





ラウ「ん...」





滝沢「事務所としては何も言わない。
そのかわり、ブログで好きに書いていいよ。
否定しても、肯定しても、触れなくてもいい。

Aもそれでいいか？」






『うん...
さっき滝沢くんからブログは照くんが書くって聞いた。照くんが書きたいように書いてくれていいよ。
そこで何か起こっても、私は照くんを責めない。』






ごめんね。照くん。


こんなに重いものを背負わせてしまって...

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