検索窓
今日:7 hit、昨日:50 hit、合計:1,927,998 hit

. ページ32

宮舘side



ラウ「Aちゃん。大丈夫?」



「ん...」



会見を終え、ソファーにぐったりと横になる
Aの側から片時も離れないラウールだったけど
会場を出ないといけない時間も迫っているから
照が無理やりシャワーに行かせたようだ。





佐「涼太。A、どんな感じ?」



シャワーを浴びて戻ってきた佐久間に聞かれるが
正直、俺にも分からない。




『とりあえず落ち着いてきたのかな。

さっき滝沢くんが来てくれて
滝沢くんの指示で薬を飲ませたから...』





佐「そっか...」




インタビューの時に
Aに向けられた好奇の目は
当事者ではない俺でも嫌に感じるくらいだったから
本人が感じたストレスは相当なものだっただろう。



途中で震え出した手を握ったけど
震えは止まらず、ついには呼吸まで乱れてきて...

状況を察したふっかとラウールの機転で
手早く残りの質問を済ませ、会見は終了となった。





会見が終わって裏に戻ると
過呼吸を引き起こし
全身の震えが止まらなくなってしまったAを前に
俺らはどうしたらいいのか分からず
滝沢くんが来るまでの間、右往左往することしか
出来なかった。




滝沢「A。まだ辛いか?」




『んー...』




滝沢「今日は俺の家に帰ろうか。
その方が俺も安心だし。な?」




『...ごめん..なさい..』





滝沢「大丈夫。何も悪くないから。

ちょっと、誰かAの荷物持ってきて。
あと背中に乗せるの手伝ってくれない?」





照「あ、俺が車まで連れて行きます。」




滝沢「おぉ、助かる。
先に行っているから、準備が出来たらゆっくり来て」
.








.








.








.
Aが帰った後の楽屋には、異様な静けさが漂っていた。



ラウ「あんなAちゃん、初めて見た..」



康「俺らの前ではずっと隠しとったんやな。」



翔「俺、何も出来なかった。」



蓮「俺も...」



『まず薬について勉強しないとダメだね。
それから病気のことももっと知らないと。』



深「担当医の先生にお話を聞けたりしないかな...」




照「そればっかりはAの許可が必要だな。」



阿「とりあえず薬について調べてみる。
詳しく分かったら、みんなにも情報を共有するから
とりあえず各々で調べてみてよ。」



佐「分かった。」




せっかくAが勇気を出して病気のことを教えてくれたんだ。



俺らはその想いに応えられるように
出来ることは全てやってあげたい。

懐かしい話→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (788 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3296人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 紅一点 , HiHiJets
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みるくてぃー(プロフ) - ゆっこさん» コメントありがとうございます^ ^かなり勉強してから書いていますので、そのように言っていただけて嬉しいです!これからも宜しくお願い致します(*^^*) (2020年5月30日 20時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - ラモトリギンってそんな効果もあったんや、と勉強になりました。 出てきた薬ではラモトリギンしか知りませんが、薬疹については気を付けなければいけないので細かいなと思いました。 (2020年5月30日 17時) (レス) id: 354b579e15 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます^ ^そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです!ゆっくり更新にはなりますが頑張ります!これからもよろしくお願いします(*^^*) (2020年3月29日 9時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 初コメント失礼します。 全て読ませていただきました、序盤の方から涙が止まらなくて読み終わった時には顔がズタボロで大号泣でした。。このお話を読んで事の考え方が変わりました。素敵なお話を書いてくださりありがとうございます。!!! (2020年3月29日 1時) (レス) id: 9d77d978c1 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - なるさん» そうでしたか...とても辛い心情の中でも、生きていてくださって、私と出会ってくださったことがとても嬉しいです。これからもこの作品は続いていきます。是非、気が向いたらリクエストをください!精一杯書かせていただきます。これからも宜しくお願いします(*^^*) (2019年12月4日 23時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みるくてぃー | 作成日時:2019年11月4日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。