真夜中の優しさ ページ12
翔太side
『え？まだ残ってんの？』
「だって撮影が押したんだもん。
今から帰るから怒らないで〜笑」
『別に怒ってないから笑
ちゃんとマネさんに送ってもらえよ？』
「あー、マネさんはね、事務所で会議あるから
現場に送ってくれたまま、事務所に戻っちゃった。
だから帰りは1人なんだよね笑」
なんてほのぼのと話すAの口から
聞き捨てならない単語が飛び出した。
『は？1人！？』
「うん。1人〜」
いや違う！！これはほのぼのじゃない。
今にも寝そうなんだ！
『おい！寝るなよ？笑』
「んー？電車まで頑張る〜」
『いや、終電間際の時間に1人で電車なんてありえないから。スタジオどこ？』
「えー？大丈夫だよ。」
『いいから！』
「...赤坂第5スタジオ」
『今から行くから待ってろ。
入り口に着いたら連絡するから、それまで出てこないで。』
「え〜いいよ。
こんな時間に申し訳ないし、大丈夫！」
『危ないからダメ！楽屋でちょっと待ってろ。』
と...ここまでの会話で
ある程度、分かってもらえただろうか？
俺はAに用事があって電話をした。
と...電話口が騒がしいので、どこにいるか聞いてみたところ、冒頭の会話に辿り着くのだ。
こんな遅い時間に、女の子が1人で出歩くなんて
俺的には有り得ない。
スウェットから私服に着替えて
車の鍵と携帯と財布を掴んで、部屋を出た。
.
.
.
.
〜30分後〜
『あーA？
スタジオの正面入り口に着いたよ。』
「んー？入り口？...あ、そっか。今行く！」
なんて慌ただしく電話が切れたけど
アイツ多分、寝てたな笑
...そりゃあそうだ。
最近、有難いことに仕事が増えて
男の俺らだってなかなかキツイ。
AはSnowManとHiHiJetsの仕事を兼任して
その上、ソロの仕事だってめちゃめちゃ多いんだ。
普通に考えてキツイよな...
なんて考えていると
“トントン”
助手席の窓が外から軽く叩かれ
左を見るとAが立っていた。
うなづいてやると、車に乗り込んできたA。
明らかに寝起きの顔を見て
迎えに来て良かったと改めて感じた。
「翔太くん、ゴメンね。」
こんな時、涼太だったら
「お疲れ様。頑張ったね。」
とか優しい言葉をかけんのかな。
でも俺は素直じゃないから...
そんな優しい言葉はかけてやれないけど...
『別に俺が勝手に来ただけだから気にすんな。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3227人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるくてぃー(プロフ) - はるごばんさん» コメントありがとうございます^ ^ここから畳み掛けていきますので楽しみに待っていてください！これからも宜しくお願いします(*^^*) (2019年11月1日 23時) (
レス) id: c0eca5b3ec (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - ゆ〜さん» コメントありがとうございます^ ^過去が少しずつ明らかになっていますね笑ここから畳み込んでいきますので楽しみに待っていてください！これからも宜しくお願いします(*^^*) (2019年11月1日 13時) (レス) id: c0eca5b3ec (このIDを非表示/違反報告)
はるごばん(プロフ) - 過去に何があったのかとても気になります！更新待ってます！！ (2019年11月1日 13時) (レス) id: 7c4b4ab558 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ〜(プロフ) - 更新お疲れ様です！続き気になります♪ (2019年10月31日 23時) (レス) id: 279c687440 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - まさきさん» コメントありがとうございます^ ^上手くかけているか不安だったので嬉しいです！私も記憶回帰の為、動画を見ながら書いたのですが、ずっとビビっていました笑これからもよろしくお願いします(*^^*) (2019年10月31日 7時) (レス) id: c0eca5b3ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2019年10月18日 0時
