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阿部side
学校に行ってなかったというだけあって
英語の基礎が全く身についていなかったA。
でも、少し教えるとあっという間に理解して
応用問題まで解けてしまうのだから
やはり地頭はいいのだろう。
照「阿部、そろそろ...」
Aの頭越しに時計を指差した照を見て
まもなくレッスンが始まることを悟る。
『よし！2人とも、そろそろレッスンが始まるから
終わりにしようか。』
ラウ「はーい！
一緒にやってくれる人がいると
1人でやるより楽しいからいっぱい進んだ！！」
と嬉しそうに報告してくれたラウールの頭を撫でると
「あ！ママにも報告しないと！」
と、ぴょんぴょん跳ねながら
ふっかの方へ報告をしに行った笑
報告を聞いたふっかは
ラウールのことをめちゃめちゃ褒めているみたい笑
なんか、ほんとの親子みたいだな笑
「阿部ちゃん、ほんとにありがとう！
勉強って楽しいものなんだね！」
『分かるまでは苦しいけど
分かれば一気に楽しくなるもんね。
Aは理解力があるし、応用するのも早いから
きっとどんどん出来るようになるよ。』
「うん！
コンプレックスだった勉強を
こんなにやりたいって思えることが、ほんとに嬉しい！
また教えてくれる？」
『もちろん。いつでも頼って？』
「ありがとう！
阿部ちゃん先生は学生にとって最強の味方だよ。
ううん。私にとって最強で最高の正義の味方！」
どストレートに感謝を伝える機会って
大人になれば、なるほど減ると思う。
大人になれば
感謝を伝えることが恥ずかしくなったり...
人のことを素直に認めることが難しくなったり...
良いことではないけれど、そうなっていくんだと思う。
それなのに19歳になってもこの子は
こんなにストレートに伝えてくれるんだ。
嬉しいな。
「でもいつも教えてもらってばかりじゃ悪いし...
何か返せるもの...んー...」
なんて今度は
違うことに頭を悩ませ始めたA。
『じゃあダンス教えてよ。
俺、覚えるの苦手だから振り入れ手伝って。』
「そんなことでいいの？」
『俺にとってはすごい有難いことだよ？』
「じゃあそうする！」
頑張るぞ！ なんて一人で気合いを入れている
Aを見ながら
“Aにとっての
最強で最高の正義の味方は俺だけがいいな。”
なんて思ったのは俺だけの秘密。
_________
さらさん からのリクエストでした。
ありがとうございました！
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taekohikari4321(プロフ) - お帰りなさい さっそく楽しみにしてました。 (2023年4月4日 20時) (
レス) id: 741e1af288 (このIDを非表示/違反報告)
めろ - 大変なタイミングでコメントを残すのは失礼かと思いましたが…。いつも楽しみに読んでいました。公開再開を楽しみにしております！ (2023年1月31日 0時) (レス) @page1 id: ba8dc9871c (このIDを非表示/違反報告)
taekohikari4321(プロフ) - 分かりました (2023年1月24日 4時) (レス) id: 741e1af288 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - taekohikari4321さん» パスワードは現在公開しておりません。無断転載に関する一件が解決するまではしばらくこのままの状態になります。ご迷惑をお掛けしますがご了承いただけますよう、宜しくお願い致します。 (2023年1月23日 22時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
taekohikari4321(プロフ) - パスワード知りたいのですがどうしたらよろしいでしょうか？ (2023年1月23日 21時) (レス) id: 741e1af288 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2019年10月4日 19時
