10人目は頑張り屋さん

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目黒side



憧れの先輩に向かってなに言ってんだ？
ってちょっと思ったけど
ここまで言ってしまったら、あとは勢いで勝負だ。



「えー、じゃあ目黒？
でも、目黒くんの方が歳上だしなぁ...」




なんてぶつぶつ言っているけど
貴方、俺より6年も先輩だからね？




「分かった！
じゃあラウールにあやかって、めめって呼ぶ！！」



なんて、手をパチンと鳴らして
嬉しそうに言うAちゃん。




「じゃあ私からも1つお願いしていい？」




『なんですか？』




「それ、やめない？」



『え？』




「敬語。やめてよ。」




『いや、でも6年も先輩ですし...』




「でも、私の方が2歳下だよ？
それに同じグループになったんだし、これからもずっと一緒にやっていくなら敬語なんて無い方がいいじゃん！」




『んー...』




「大丈夫だって！
ふっかさんと阿部ちゃん以外のSnowManのみんなや
康二は、私より後輩だけどタメ語じゃん笑
めめだって、そのうち気にならなくなるよ！」




『そうですかね...』




「うん。
HiHiJetsでタメ語にしようって言った時も
さすがに最初は戸惑っていたけど、案外すぐ慣れたから多分めめも平気だよ。

まぁ特にHiHiは
一番入所が早い瑞稀と涼でも5年違うし
一番遅い優斗とは9年も違うから
敬語使われちゃうと、先輩感が出過ぎちゃって。

それが嫌で結構しつこく
「敬語やめて」って言ったんだけどね笑」





『そうなんだ...
じゃあ俺も頑張ってタメ語にするわ。』





「うん。その方が嬉しい。

今はまだSnowManに敬語だけど
きっとそのうち敬語がなくなって
もっとグループとして深まる時が来ると思うんだ。

その時が来たら、ファンの人たちに
めちゃめちゃ戸惑っていためめの話をしちゃおう笑」




『うわ、恥ずかしい！
じゃあ俺も呼び方を悩んでたAちゃんの話、みんなにするわ笑』




「うわ、ひどーい！」




『じゃあこの話は2人だけの内緒にしません？』




「ふふふ。めめと私だけの秘密も面白いね笑」




『初めての2人だけの秘密だから、誰にも言っちゃダメだからね！』





そう言うと

「任せなさーい」なんてニコニコしているAちゃん。




“早起きは三文の徳” って言うけれど
今日の早起きは百文の徳くらいあったわ。

と思った今日この頃...




俺は憧れの先輩のAちゃんに
別の意味でまた一歩、近づけた気がします。




_____
さら さんからのリクエストでした。
ありがとうございました！

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