10人目は頑張り屋さん

. ページ28

sideなし




「女はいらない。ビッチ。辞めろ。
お前に生きる価値なんてない。

...数々の言葉が今も脳裏に鮮明に浮かんできます。

..っ..辛かった..ですね..

...まだ中学生の私には重すぎる代償でした。

事務所にファンレターが届くんです。
今でこそ、応援のお手紙を沢山いただきますけど
当時はいただいた手紙の9割が批判の手紙。

時にカッターナイフの刃が入っている封筒や
盗撮写真が入っている封筒もありましたね。」






風間「批判はファンだけに留まらず
Jr.内でも壮絶な批判やイジメを受けていたという雪白。なぜ彼女は辞めなかったのか？」




「何度も辞めようと思いました。
実際、ジャニーさんのところに言いに行ったことも
1度や2度じゃないです。

でも結局、この仕事が好きだから辞められないんですよね。

最終的に、「誰も文句を言えないくらい凄い人になればいいんだ！」という考えに行き着いて
必死に踊りや歌、アクロバットを練習しましたね。」





風間「その努力が実り、事務所内で唯一無二の存在にまで成長した雪白は、その成長が認められ、2015年10月よりHiHiJetsの最年長メンバーとして活動を
開始することになったのだ。」





「相当悩んで、何度も何度も話し合いました。
怖かったんです。後輩で歳下であるHiHiJetsのメンバーに迷惑をかけることが...不安だったんです。またアンチが増えるんじゃないかって...

グループ構成を発表すると案の定、アンチは増えました。でもメンバーが必死に守ってくれたんです。

...嬉しかったですね。
私を守るために、言葉を発してくれている人がいるって、こんなに幸せなことだなと改めて思いました。
今でもずっと感謝しています。」





風間「HiHiJetsとして、数々の舞台に立ち
何度も壁を乗り越えてきた雪白に
昨年、新たな挑戦の話が浮上した。

SnowManへの加入の話だ。」





「ものすごく悩みました。
やっぱり簡単に決断していい話じゃないですし...

正直、HiHiJetsを結成した時よりも悩みましたね。
やっぱり6人でずっと作ってきたものがあって
6人のファンの方がいて、絆ができていて...

そこに新たなメンバーが加わる。
しかもその中に女がいる。
そんなのファンの方からしたら嫌に決まっていますよね。


分かっていたからこそ、凄い悩んで、考えて...

でもSnowManの皆さんが、私のことを必要としてくれていると聞いて、加入する決心をしました。」

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す