10人目は頑張り屋さん

朝の話 ページ12

優斗side



朝早く、深澤くんから電話がかかってきて
その内容に思わず飛び起きた。


とりあえずメンバーに伝えないと！！



ゆーと今深澤くんから連絡があって、夜中にAちゃんが稽古場で倒れて、意識ないって!!


Garryは!?



みじゅきなにそれ、大丈夫なの!?



ゆーとSnowManの皆さんが付き添ってくれているみたいだから、帝劇行く前に俺らも行こう!



さくまマネさんに連絡した?



はしもっちゃんいつもの病院!?



ゆーとあ...マネさんじゃなくてジャニーさんに電話しちゃった



みじゅきバカなの!?マネさんには俺から連絡するから
40分後に病院前行ける?



GarryOK




バタバタと朝の準備をしながらも
頭の中は昨日見た疲れ切っているAちゃんの顔で
いっぱいだった。
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〜40分後〜


『ごめん、お待たせ！』



猪狩「遅い！」



『ごめん。東病棟604だって。』



作間「時間もないし、早くいこう！」




“トントン”



『おはようございます。』



病室のドアを開けると
SnowManの皆さんが振り返った。




佐「おはよう」



深「朝早くに連絡してごめんな。」



『いえ。むしろ連絡ありがとうございます。』



照「まだ意識戻ってなくて...
顔色はだいぶ良くなっているんだけどね。」



瑞稀「そうですか...」



阿「睡眠不足と栄養失調、それに過労かな。
夜中は微熱だったんだけど、朝方に熱が上がってきちゃって、さっき解熱剤を追加してもらったところ。
もし開演前に意識が戻ったとしても、ドクターストップがかかっているから今日は全公演出られない。」



橋本「命に別状はないんですよね？」



舘「それは大丈夫。」



康「ラウールに電話してきました...
あれ、HiHiのみんなも来とったんか！」




康二くんの姿が見えないと思ったら
どうやらラウールに電話をかけていたみたい。



深「もう時間だよね？
HiHiはとりあえず全力で舞台に立って。
Aは俺らが責任持ってみてるから。」




名残惜しい気持ちでいっぱいだけど
深澤くんの言う通り、そろそろ行かないと
サウンドチェックに間に合わずに
出演者全員に迷惑をかけてしまう。



『Aちゃんをお願いします。
舞台終わりだと面会時間を過ぎちゃうので
明日また来ます。』



作間「宜しくお願いします。」

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