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【剣の種類】
太刀
【素性】
そこそこ名の高い屋敷の生まれ。ただし、颯の母親は当主の3人目の妻であり、元々の身分が低かったのでずっと肩身の狭い思いをしてきた。結局、颯が5歳の頃に二人揃って屋敷から追い出されてしまう。
その後、もともと病弱であった母親が働き過ぎによって病気にかかり、まもなく亡くなった。そして身寄りもなく、孤児として放浪しているときに鍛冶職人の老夫婦に拾われた。
それから今に至るまでまるで我が子のように育ててもらっている。なお、彼の名字である神原は彼を拾った鍛冶職人の名字。
【詳細】
無口で物静かな青年。多くのことは語らず、誰かと話すときもいつも聞き手にまわっている。自分のことについては無頓着で、酷いときは怪我をしていても気が付かない。
持っている太刀は育ての親である老夫婦が作ってくれたもの。刃こぼれするたびに直してもらったり、または能力を使って修復したりしており、愛着をもって使っている。
目元にある傷は、まだ能力になれていないときに生み出した刀が飛んできて顔のところをかすったもの。幸い、そこまで大きな事故は起こらなかったものの危険は危険なのでその傷をちゃんと隠すことなく残しておき、見るたびに気をつけろ、という教訓が頭の中に浮かんでくるようになっている。
また、颯とその母親が屋敷を出てから数日後に大火事が起こって屋敷は当主もろとも灰になった。屋敷の外には火は広がらず、庭にあった木の燃え方が根こそぎ持っていかれたような感じでおかしいなどと多くの疑問点が残った火事であった。16歳になってそのことを思い出していた颯は、自分が無意識に能力を使ったのではないかと密かに考えている。
【作者名】
柚樹
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