先生と東海。1 (ページ7)

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あー、緊張した。

だっていきなり喋りかけてくるんだもん。

｢どう？楽しかった？｣

あずきがスマホを操作しながら隣を歩く。

今からあずきと2人でお泊まり会。

一人暮らしのあずきの家でね。

私は実家だから。

｢うーん、最後の10分間は楽しかったかなあ。｣

｢なんかざわくんと話してたね。｣

｢金澤くん、ずっとご飯食べてただけどそれがウサギみたいで可愛かった。｣

｢ざわくんさんって言ってなかった？アホだねーって思いながら見てたけど。｣

変なのって言って笑うあずき。

あの時の私は変だった。

｢まあそういう所、私好きだけどね。｣

あずきがへらっと笑って言う。

｢もー、なんだよー……｣

ちょっと照れちゃうじゃないか。

なーんて話してたら合コンのことなんてすっかり忘れて。

またいつも通りの日々を送るんだろうなーとか思ってたんだけど。

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｢今日からお世話になります、AAです。よろしくお願いします。｣

｢はいよろしくね。じゃあ……ざわくん！新人見てあげて、同い年でしょ！｣

｢はーい……え？｣

｢お願いしま……あ！｣

まさかこんな所で再会するなんて、思ってもみなかった。