愛刀没収されました【DC×呪術廻戦】

愛刀は6本 ページ7

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「……おい、オメーら本気で行くつもりか？」
「だってコナンくんが気になるって言ったんじゃないですか！」
「光彦、おまえうるせーぞ！」
「元太くんもだよ！！」



どっちもどっちだろ……

てか、何で俺らはあの女性(ひと)を尾行してんだ？
しかも……



「ほらほら皆、静かにしないとバレちゃいますよ」
『はーい！』
「………………はぁ」



なんで安室さんまでいるんだよ。
暇なのかよ公安。

今頃、風見さんが死を覚悟しながら仕事してんだろうな……
そう考えると、この人も大概無責任……



「あっ！曲がりましたよ！」
「追いかけよーぜ！」



先日お店で見かけた黒い和装の女性。

今日は黒い長着と袴、
その上から白いトンビコートを羽織っている。

その下が不自然に盛り上がってるところを見ると……



「安室さん、あれって……」
「うん……形状から見るに、この前の日本刀じゃないかな。
　帯刀は銃刀法違反に当たるのに」



随分な度胸だね、と安室さんは笑った。

顔が怖ぇよ、公安警察の顔になってるじゃねぇか。
今はあくまで安室透だろ。



「あ、また曲がった！」
「お姉さん、どこに行くのかな……？」



歩美の不安げな言葉で気づく。

周囲を見てみると、もう人影がほとんど無い。
それどころか木が茂っていて、廃墟らしきものが見える。



「わかった！あの姉ちゃん、肝試しに来たんじゃねぇか？」
「それは……いや、どうだろうな……」



現時点では何も言えない。

まず、何故帯刀してこんな廃墟まで来るのか。
犯罪の匂いがしないわけでもないが……



「こんなところでいいですね！」



すると、前方を歩いていた彼女が立ち止まり、
コートの中から何か紙のようなものを取り出した。

それに息をフッと吹きかけ、空へ投げる。
紙は天へ昇っていき、ある一定の地点に留まった。

それを確認した彼女は、
両手を不思議な形に組んで口許に寄せる。





「 闇より出でて闇より黒く その穢れを禊ぎ祓え 」





＿＿＿＿＿途端に、空が色を変えていった。

澄んだ青から、夜が降りてくるように暗くなっていく。

歩美達はもうバレるのもお構い無しにパニックだ、
安室さんも口を開けて空を見上げている。

＿＿＿＿＿彼女は一体、何者なんだ……？





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初コメがまさかの、
いつも作品読ませていただいてる作者様で……

年甲斐なくはしゃいでしまいました……(滲み出る喜び)





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