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「 A〜！新しい任務だよ〜！ 」
ある日の平和(大嘘)な昼下がり。
片手に茶封筒を持って、
やかましいのが教室のドアを開けて突入してきた。
(自称)GLG、五条悟先生のお出ましである。
『 なに、いま棘と真希と大富豪中なんだけど。』
「 あれっ？パンダは？ 」
「 遊園地で任務。」
「 高菜。」
そう、私は今、絶賛トランプゲームの真っ最中。
やる事がないからトランプやってんのに、
やる事(任務)持ってきてどうすんだよ。
空気読めよGLG。
『 ……で、任務の内容は？ 』
「 はい、詳しくはこちらをどうぞ！ 」
渡された封筒に書かれていた……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿��警察庁��の文字。
『 棘、シュレッダー準備。』
「 しゃけっ！ 」
「 ちょ待、ストーップ！！！？！ 」
「 悟うるせぇよ。」
シュレッダー構えてキメ顔する棘、今日も可愛い。
さすがは、私の後輩。
キラーンって効果音が聞こえてくるようだよ。
……あぁ、それとね。
警察の協力はあんまりしたくないんだよ。
せっかく事件解決してあげても変な目で見られるし、
少なからず術師の存在が知られちゃうし。
出来ればお断りしたいところではあるけど……
「 ……は、なに？米花町？ 」
「 は！？ 」
「 ツナ！？ 」
呪霊の祓除を依頼された現場が、
あの伝説の犯罪都市……米花町となると話は別だ。
表向きは一見、平和そうな街……
いや、案外そうでもないかもしれない。
だって風の噂ですら米花町の話が流れてくるくらいだし。
今や日本のヨハネスブルクとして名を馳せる(？)街だ。
ハイジャックから誘拐、殺人まで、
犯罪なのであれば、なんでもござれ状態なのが現実。
人間の負の感情のオンパレードみたいな場所。
『 ……そんな場所で、何をしろと。』
「 最近また未解決増えてるらしくてサ！
その調査兼、街の見回りをお願いしたいんだって！ 」
『 私ひとりで米花町を守れと？
頭イカれたのかよ、無理に決まってんじゃんか。』
「 無理なら僕が行こうか☆ 」
『 あﾞ？ 』
星を散らすなGLG。
無駄に顔がいいところを活用するな馬鹿野郎。
そういう言い方すれば私が乗るって思ってるんだろ。
乗ってやるけどさ(半ギレ)。
負けず嫌いなの知ってんでしょ。
憂太に稽古で1本取られただけで夜寝れなくなる、
筋金入りの負けず嫌いな私をナメんなよ。
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作者名：杠葉 | 作成日時：2021年7月15日 8時
