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「頼もしい！中島くん、いい子見つけたじゃん！」
「そー。俺の友達」
「へぇ…
じゃあ週明けから来てもらおうかな。
書類の手続きとかもあるからその時履歴書持ってきてくれる？」
「はい。よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく。青木さん」
中島さんのおかげで仕事が決まった。
店内で待ってくれていた中島さんに駆け寄る。
「働かせてもらえることになりました。
紹介してくださってありがとうございます！」
「いーえ。よかったね。じゃ花買って帰るか」
そう言ってカウンターにいる店長のもとへ行く。
「そりゃまいどあり」
なににしようかなーと店内を見て回っていた彼がカウンターで待つ私の元にスタスタ戻ってきて
「ねぇ！花を選んでみない？お互いに贈りたい花をさ」
と提案してきた。
「ふたつ買うってことですか？」
「そうそう。それで玄関とリビングに飾る。よくね？」
「私が中島さんに花を贈るなら、ってことで選べばいいんですか？」
「うん。俺もAに今贈るならこれかな〜っていうので考えるよ」
「わかりました」
店内を見て回って花を決める。
中島さんのイメージは…優しくて華があって。アイドルの姿をあまり見たことはないけれど、華やかな見た目ではあるなぁと思う。
あと私の面倒をよく見てくれる熱いハートの持ち主。
色とりどりな薔薇の花が並んでいる一角で足を止めた。
情熱の代名詞ともいえる薔薇は彼にピッタリだけど、私が贈るとなると、その意味合いから定番の赤はそぐわないと思った。
恋愛絡みの花言葉が多すぎる。
含みを持たせるようなものは渡せない。
赤、ピンク、白、と並び、黄色の薔薇が目に留まる。
これかな。薔薇が好きな中島さんに贈るにはいいんじゃないかな。
「これ5本にします」
すでに選び終わった中島さんの花束を作っている店長にそう伝える。
「了解」
店長は中島さんの花束を作り終えるとこちらにやって来て薔薇が咲くバケツから黄色を5本とる。
あとは適当にアレンジして、と中島さんが依頼していたようで、私の選んだ花に合いそうな葉物や小さな花々をいくつか選んでカウンターに戻っていった。
花束を作る様子を見たくて私もその後ろをついていく。
店長がパチンパチンと茎を切り揃えながら
「13本じゃないだけ救いだな」
と口を開いた。
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にこ(プロフ) - ふぅかさん» 小説を読み返して幸せに浸る予定だなんて嬉しいお言葉ありがとうございます🥹お話に触れる時間がふぅかさんにとって楽しいひとときとなっていれば幸いです。またどこかのお話でお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました！ (3月9日 14時) (
レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 本当に素敵な作品です🩷 3月末、寂しいです…が、にこさんの小説を読み返して幸せな気持ちに浸る予定です! また次作も楽しみにしてます! 応援してます! (3月9日 2時) (レス) @page48 id: af1a48aa9a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ふぅかさん» コメントありがとうございます♡世界観を気に入って頂けてよかったです！きちんと完結させるよう頑張りますので最後まで見届けて頂けたら嬉しいです♡引き続きよろしくお願いします (2月23日 15時) (レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - いつも楽しませていただいております! この世界観、大好きです! 応援してます! (2月23日 0時) (レス) @page26 id: af1a48aa9a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - こたさん» いろんなことが一気にあってもう2月になりそうですけども。ご心配おかけしてたのならすみません🙏こんな時にリアル設定ってどうなの、とか思ったりしてますが、世界観を気に入ってもらえてるのならよかったです🥺優しいお言葉ありがとうございます🥺 (1月31日 1時) (レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2024年1月5日 17時
