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「おいし〜。健人のカルボナーラは本当にお店の味みたい。私は作れないな」
「研究と実践を重ねたからな」
「ふふ。すごいね」
目の前でもりもり食べている健人は相当お腹が空いていたのかな、と思われて
「私が来るから夜ご飯すぐ食べられなかったんだよね？
遅くなってごめんね」
と謝る。
「いや、大丈夫。
付き合ったあとに夜は食べようと思ってたから」
ん？
「…それって、今日私たちが付き合うことは確定だったってこと？」
「そりゃそうだろ。
言ったろ？Aが何も言ってこなかったら俺が告うつもりだったって」
「それはつまり、勝算があったってこと？」
「うん。だってコメントくれてたし。
Aの方も俺のこと好きになったならもういけるだろって」
「ねぇ、それなんだけど。
どうしてコメント私だってわかったの？」
「どうしてって…愛の力だよ」
パスタをもぐもぐしたあと、健人は
「…真面目に教えてよ」
私がちょっとちょっと、みたいな感じで食い下がると彼はケラケラ笑っている。
「だってファンの人たちもみんな、大好きとか、らぶ！とか、そういう言葉送ってたよ？私のコメントもそのひとつに見えると思ったんだけど」
「あのね。まず俺のファンの子で中島くんとか呼んでくる子あんまいない。
その文字がパッと目についてユザネみたらAの名前だし。まぁそうかなと。
あと、“好きになりました”って」
私のコメントを口に出して思い出すように笑う。
「いやもうそれ告白じゃん。
なにここでそんな大事なこと報告してんだよって思っちゃった。
短文だけどなんとなく異質なコメントだったぞ。
全然ファンに紛れてなかったからな」
異質…さよか。
「私、健人との約束を守ってコメントしたんだよ？
健人は覚えてないだろうけどさ」
さっきから揶揄うように語られるので、私が少し不貞腐れると
「覚えてるよ」
彼は言う。
「俺、Aとの会話めっちゃ覚えてるから」
「そっか…」
「てかそもそも俺はあの時、ファンになりましたってコメントしてよって言ったんだけどな？」
う…そんな細かいとこまで覚えていたとは。
「だって…ファンになったわけじゃなくて」
「うん、わかってる。好きになったんだもんな？」
やっぱり揶揄われて、もうやだーと私は顔をしかめるけれど、
「はは！かわいいかわいい」
と彼氏はとても満足気だった。
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にこ(プロフ) - ふぅかさん» 小説を読み返して幸せに浸る予定だなんて嬉しいお言葉ありがとうございます🥹お話に触れる時間がふぅかさんにとって楽しいひとときとなっていれば幸いです。またどこかのお話でお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました！ (3月9日 14時) (
レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 本当に素敵な作品です🩷 3月末、寂しいです…が、にこさんの小説を読み返して幸せな気持ちに浸る予定です! また次作も楽しみにしてます! 応援してます! (3月9日 2時) (レス) @page48 id: af1a48aa9a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ふぅかさん» コメントありがとうございます♡世界観を気に入って頂けてよかったです！きちんと完結させるよう頑張りますので最後まで見届けて頂けたら嬉しいです♡引き続きよろしくお願いします (2月23日 15時) (レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - いつも楽しませていただいております! この世界観、大好きです! 応援してます! (2月23日 0時) (レス) @page26 id: af1a48aa9a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - こたさん» いろんなことが一気にあってもう2月になりそうですけども。ご心配おかけしてたのならすみません🙏こんな時にリアル設定ってどうなの、とか思ったりしてますが、世界観を気に入ってもらえてるのならよかったです🥺優しいお言葉ありがとうございます🥺 (1月31日 1時) (レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2024年1月5日 17時
