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中島さんはよほどお疲れなのか、久しぶりのベッドですやすやだったのか、私の方が早く目が覚めた。
寝顔見られるのは阻止した。よかった。
音を立てないように起き出して身支度を整える。
キッチンで朝ごはんの準備をしていると、寝室の扉が開いて中島さんが起きてきた。
「おはよう…」
「おはようございます」
「デートなのに寝坊した」
寝ぼけてるんですか？と聞きたくなるような言葉を残して洗面所に行ってしまう。
顔を洗ってすっきりした中島さんがコーヒーを飲みながら
「もう朝食っていうよりブランチじゃん」
と言う。
確かにその通りでもうすぐ11時になりそうだった。
「せっかくAと長く一緒に過ごせる1日だったのに！！」
中島さん悔しそう。
「お疲れなんですよ。こういう時しかゆっくり寝られないからよかったんじゃないですか？
私は、いつでもいますし」
「でもいつか出ていっちゃうじゃん」
「…それは…そうですね……でもまだ働いてもないのでお金も貯まってないし…
今日行くお花屋さんが仕事先に決まれば一歩前進なんですけど」
「Aなら大丈夫だよ。花屋経験者だし」
「だといいですけど」
連れてきてくれた花屋は私が以前働いていた店より少し大きいかな、と感じる店構えだった。
「こんにちは」
「いらっしゃいませ。お、中島くん」
店員の男性が中島さんに気づいて笑顔を見せる。
年上のイケおじって感じだ。
「え。店長、めっちゃ暇そうじゃん」
誰もいない店内を見回して中島さんがツッコむと
「さっきまで俺ひとりで忙しかったんだよ！中島くんが来たからお客さんが逃げたのかも」
軽い調子で応戦している。
「なわけないだろ！俺マジで客呼ぶ男よ？
俺が本気出したらここ超満員になるって」
はいはい、と店長と呼ばれた男性は笑い
「買い物？」と尋ねてきた。
「ここで働きたいって言う子を連れてきた」
「それほんと？毎日忙しくて大変だったんだよ〜」
中島さんが私のことを手短に紹介してくれる。
「青木と申します」
「青木さんね。花屋経験があるんだって？どれぐらい？」
「5年です」
「いいね。働くとなったらいつから来られる？」
「いつからでも大丈夫です」
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にこ(プロフ) - ふぅかさん» 小説を読み返して幸せに浸る予定だなんて嬉しいお言葉ありがとうございます🥹お話に触れる時間がふぅかさんにとって楽しいひとときとなっていれば幸いです。またどこかのお話でお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました！ (3月9日 14時) (
レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 本当に素敵な作品です🩷 3月末、寂しいです…が、にこさんの小説を読み返して幸せな気持ちに浸る予定です! また次作も楽しみにしてます! 応援してます! (3月9日 2時) (レス) @page48 id: af1a48aa9a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ふぅかさん» コメントありがとうございます♡世界観を気に入って頂けてよかったです！きちんと完結させるよう頑張りますので最後まで見届けて頂けたら嬉しいです♡引き続きよろしくお願いします (2月23日 15時) (レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - いつも楽しませていただいております! この世界観、大好きです! 応援してます! (2月23日 0時) (レス) @page26 id: af1a48aa9a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - こたさん» いろんなことが一気にあってもう2月になりそうですけども。ご心配おかけしてたのならすみません🙏こんな時にリアル設定ってどうなの、とか思ったりしてますが、世界観を気に入ってもらえてるのならよかったです🥺優しいお言葉ありがとうございます🥺 (1月31日 1時) (レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2024年1月5日 17時
