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頬を優しく撫でる感触がしてゆっくり目を開けると至近距離で中島さんと目が合った。
「おはよ」
「え…」
「キスしていい？」
「え？！」
その言葉に慌てて起きあがろうとするが肩を押さえられ、それを制される。
「これ、どういうこと？」
静かに問われてなんのことかと頭を働かせる。
だんだんと脳が覚醒してきた。
私、あったかい中うとうとしてソファに横になって寝てたんだ………で？
「どういうこと、とは…？」
質問の意図が分からず尋ねると
「自分が今なにを抱きしめてるか、わかってる？」
彼の視線が私の両手に向けられた。
そう言われて自分の腕の中を見ると、そこには彼のパジャマがあった。
しまった。
ボニータから回収して洗濯に持っていこうと思ってたのに、私それ持ったまま寝てたんだ。
「あのこれは、ちがくて…」
すぐさま弁解しようとする私に
「ちがう？なにが？」
彼は冷静な声でしゃべる。
「ボニがこの上で寝そうだったので…洗濯に出そうと思ってそれで…」
「うん。それで？」
それで私がそれを抱きしめて寝てました、って私が中島さんの匂い恋しくて抱きしめてたみたいじゃない！
「わんちゃんみたいなことするね。可愛がってあげようか？」
「あ、や、けっこうです」
肩を押さえる手を退かそうとするも全く動かない。
「あの、中島さん…手を」
「好きな子にそんなことされるとたまらなくなる気持ち、Aはわかんないんだろ？俺がキュンとするようなことしたらペナルティー、あれ実行しようか」
彼の顔が近づいてきたのでぎゅっと目をつぶると彼の唇は私の唇ではなく頬に触れた。
「ん…ちょっと…」
ちゅっという音が頬から耳へ首筋、喉元へ移動する。
「だめですって…」
鎖骨あたりまで下りていた口づけがようやく止まり、彼の体が離れていく。
「気持ちはあるのに付き合えないってつらいね？
キュンどころじゃねーから。俺めっちゃ苦しいんですけど」
ふっ、と自嘲すると彼は腰を上げた。
私もさっと立ち上がる。
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にこ(プロフ) - ふぅかさん» 小説を読み返して幸せに浸る予定だなんて嬉しいお言葉ありがとうございます🥹お話に触れる時間がふぅかさんにとって楽しいひとときとなっていれば幸いです。またどこかのお話でお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました！ (3月9日 14時) (
レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 本当に素敵な作品です🩷 3月末、寂しいです…が、にこさんの小説を読み返して幸せな気持ちに浸る予定です! また次作も楽しみにしてます! 応援してます! (3月9日 2時) (レス) @page48 id: af1a48aa9a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ふぅかさん» コメントありがとうございます♡世界観を気に入って頂けてよかったです！きちんと完結させるよう頑張りますので最後まで見届けて頂けたら嬉しいです♡引き続きよろしくお願いします (2月23日 15時) (レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - いつも楽しませていただいております! この世界観、大好きです! 応援してます! (2月23日 0時) (レス) @page26 id: af1a48aa9a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - こたさん» いろんなことが一気にあってもう2月になりそうですけども。ご心配おかけしてたのならすみません🙏こんな時にリアル設定ってどうなの、とか思ったりしてますが、世界観を気に入ってもらえてるのならよかったです🥺優しいお言葉ありがとうございます🥺 (1月31日 1時) (レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2024年1月5日 17時
