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お風呂が沸いたことを知らせるメロディーが鳴った。
「お風呂先どうぞ？」
柔らかな抱擁が解かれ、体を離して促される。
「はい」
「大丈夫？一緒入る？髪洗ってあげようか？」
「いえ、大丈夫です」
「そっか」
ちゃぷん、と湯船が揺れる。
…びっくりするぐらい、いつもしてる当たり前のことを聞いているような調子で一緒入るかって聞かれた。
…お風呂一緒入るかって聞かれた。
頭の中で2回繰り返した。
そして私も私で、何言ってるんですか？！みたいな動揺を全くすることなく普通に返事をしていた。
そういえば特別な感情を持ってる、とかなんとか言ってたよね。
あの時は早く立ち去らなきゃ、って気持ちが先行してそれについて考えるどころではなかったが。
特別な感情…やっぱり好きとかそういうことになるのかな…もしかしたら友人としてとてもとても大事に思ってますよ、ってことなのかも。
友達を抱きしめたりする？
友情のハグとか…
え、あの雰囲気で？
頭の中でひとり会話が繰り広げられ始めたので、急いで湯船から出た。
泣いて、風呂にも入って幾分かスッキリした。
「上がりました。お風呂、どうぞ」
「はーい。ってパジャマだ！！」
私が普段通りなので彼も変に気を遣うことなくいつも通りに接してくれる。
そして、そういちいち反応されると困るのだが、私は今日、パジャマデビューを果たした。
「はい。もうほんとにここでしばらくお世話になるの確定したので、いいかなと」
「いいじゃん！寝る時はパジャマに限るよね。良質な睡眠が取れるよ」
「それはそう思います」
「じゃ俺も入ってくるわ」
しばらくして風呂から上がりパジャマをきた中島さんがリビングにきた。
「アイス食べるだろ？」
「はい」
「どれにする？」
もう私にアイスのストックがあることがバレたから、選んでいいよ、ということみたいだ。
私がバニラを選ぶと彼はチョコを選んでいた。
「A、聞いて！！俺明日オフ！！！」
相当嬉しそう。
この件についてスルーしているが、中島さんは私の名前を呼び捨てることにしたらしい。
あの家から帰ってきて、青木さん、とは呼ばれなくなっていた。
「それはよかったですね。ゆっくりできますね」
「うん。休日前に2人でアイスクリーム食べながらしゃべるとか最高じゃね？
え、てかこれぞパジャマパーティーじゃん！」
「ふふ、そうですね」
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にこ(プロフ) - ふぅかさん» 小説を読み返して幸せに浸る予定だなんて嬉しいお言葉ありがとうございます🥹お話に触れる時間がふぅかさんにとって楽しいひとときとなっていれば幸いです。またどこかのお話でお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました！ (3月9日 14時) (
レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 本当に素敵な作品です🩷 3月末、寂しいです…が、にこさんの小説を読み返して幸せな気持ちに浸る予定です! また次作も楽しみにしてます! 応援してます! (3月9日 2時) (レス) @page48 id: af1a48aa9a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ふぅかさん» コメントありがとうございます♡世界観を気に入って頂けてよかったです！きちんと完結させるよう頑張りますので最後まで見届けて頂けたら嬉しいです♡引き続きよろしくお願いします (2月23日 15時) (レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - いつも楽しませていただいております! この世界観、大好きです! 応援してます! (2月23日 0時) (レス) @page26 id: af1a48aa9a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - こたさん» いろんなことが一気にあってもう2月になりそうですけども。ご心配おかけしてたのならすみません🙏こんな時にリアル設定ってどうなの、とか思ったりしてますが、世界観を気に入ってもらえてるのならよかったです🥺優しいお言葉ありがとうございます🥺 (1月31日 1時) (レス) id: aba4acfcad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2024年1月5日 17時
