お仕置きだなぁ？ ページ36
中也side
固まっている雪無を抱き上げて探偵社から離れた。
「あの、この件は不可抗力だったの！」
弁解している雪無を一瞥する。
「何が不可抗力だってぇ？」
太宰に身体を奪われて何が不可抗力だ。
許せる訳ねぇだろうが。
「…中也。大好きだから、許して？」
妖艶に微笑みながらしおらしく言った。
妙に色っぽく艶めかしい仕草だ。
「手前俺が許すと思うか?」
悪い気はしねぇがな。
「許してくれないの？」
可愛く言っても許す訳ねぇだろうが。
「太宰にそんな声聴かせたんだからな許さねぇ」
俺だけが知ってれば良いんだよ。
「…中也って以外に独占欲高いね」
したり顔で言われる。
妙に太宰に似てるなぁ。
「そんな悪い口はお仕置きだなぁ?」
パクリと雪無の唇を奪う。
「ンッ!?ふっぁ…んっ…」
小さく喘ぐ声が何とも言えない興奮を誘う。
ほんのりと色付いた頬に手を這わせた。
「んぁ…中、也…」
甘く名を呼ばれ、更に興奮が増す。
「何だよ」
トロンとした目が俺を見詰めた。
「愛してる」
「ッ…手前絶対激しくされたくねぇだけだろ」
素直に雪無が言うのは余りない。
「バレた?」
にやっと妖艶な笑みを浮かべた。
惑わされそうな怪し気な雰囲気だ。
「手前はっ…んっ」
「ひゃっ！」
雪無の綺麗な首筋に吸い付く。
ぴくりと反応する雪無が愛しい。
「ハハッ、此れで俺の物だなぁ?」
首筋に紅く咲いた花を指でなぞる。
「んっ…見えるよ？」
恥ずかしそうに首筋を確認する雪無。
「見せんだよ。手前は俺のだ」
太宰や首領にはもう渡したくない。
「ふふっ、本当に中也は独占欲が高いなぁ」
可笑しそうに雪無が笑った。
「んだよ、手前が悪ぃんだろうが」
人の心を掴んで離さねぇから。
時々不安になるんだよ。
「中也を愛してるから、心配しないでよ」
全く何でもお見通しの表情で笑う雪無。
「…そうかよ」
「ふふっ、私は君を愛しているのだからそんなに張り合う必要は無いよ」
「ッ!?」
全て見透かされていた。
何でコイツ余裕な顔してんだよ。
「…雪無愛してる」
「ふぇっ!?」
耳元で甘く囁いてやる。
途端に真っ赤になる雪無。
「そうだったなぁ、お仕置きだった」
耳をカプリと噛む。
「んっ！ひゃ…」
「弱いんだなぁ？」
耳が紅く染まり痕を残す。
俺の嫁だからよ。
俺から離れんなよ？
「雪無、愛してる」
「私もだよ」
雪無に優しく口付けた。
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彼岸花(プロフ) - ハクさん» ありがとうございます!外しますね！ (2017年4月28日 6時) (
レス) id: 81cc73b64b (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 更新頑張ってください！あとオリジナルフラグついちゃってますので外した方がいいですよ！ (2017年4月28日 0時) (レス) id: 394f4347ab (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - 和さん» ありがとうございます!兄妹難しいですね…。大分大変です。更新頑張ります！ (2017年4月21日 6時) (レス) id: 81cc73b64b (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - 兄弟愛大好きです！！更新いつまでも待ってます！ (2017年4月21日 6時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2017年4月16日 10時
