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私は許さないけど? ページ3

中也と付き合っている?

そんな事分からなかった。

何時もの気紛れだろうけど。

何で他人の物になってるの?

「中也と…」

「まあ!何処までいってるんですの?」

ナオミちゃんが目を輝かせた。

「何処まで?」

「もうあんな事やこんな事をしたんですの?」

ナオミちゃんの言葉に首を傾ける雪無。

本当に嫌だよ。

中也と恋人同士になるなんて。

「…何もしてないよ」

「本当かい!?」

中也が何もしていないのか。

「治みたいに手を出さないのだよ?」

私が誰にでもそうすると思っているのだね。

「思ってるけど」

私の考えている事が分かったのか返事をされた。

「じゃあ雪無にするよ」

「治…冗談に聞こえないのだけど」

私の目が本気なのが分かったらしく雪無が後退した。

「愛情表現なのだよ?」

コクリと頷いて雪無が納得した。

雪無はこの手の事は弱いからねぇ。

「そうなのね!でも何するの?」

キョトンとする雪無。

「手前人の嫁に手を出すんじゃねぇ‼」

は?嫁?

中也が探偵社に上がり込んでいた。

「やぁ、中也じゃあないか」

雪無が中也の方によって行こうとした。

其れを止めながら中也を睨み付ける。

「嫁ってどう言う事だい?」

「言っただろう?治に会いに来たと」

そういう事か。

「私は許さないけど?」

結婚するのをOKしてもらう為だったのだ。

「駄目かい?」

「嘘つき」

私は君の気紛れに振り回されてばかりだよ。

「まだ怒っているのかい?」

雪無が私に問うた。

其れはそうだよ。

「あれが怒らずに要られると思うのかい?」

「些細な事じゃあないか」

雪無が手を広げて大袈裟に肩をすくめた。

「君は自分を大切にしないからだろう?」

雪無の肩を掴みながら言う。

「あれ位、何とも無いさ」

「馬鹿じゃないのかい?もう少しで死にそうだったのだよ!?」

声を荒らげると、雪無もムカついたらしく眉を寄せた。

「私が良いと言っているんだ!治は人の事を言えないだろう!」

「おい、手前等」

中也が私達の喧嘩に口を挟んだ。

「「中也は黙っていてくれないかなぁ?」」

私達は声を揃えて中也を睨んだ。

「更に、あれ位で死ぬ訳が無いだろう?」

雪無が私に視線を戻しながら言った。

「そうだろうね。君は完璧な自サツがしたいのだからね」

皮肉を込めて言うと、雪無がムッとしていた。

「私は治みたいに考えなく川には飛び込ま無いからねぇ。兄さん?」

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設定タグ:文スト , 太宰治 , 双黒   
作品ジャンル:恋愛
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彼岸花(プロフ) - ハクさん» ありがとうございます!外しますね! (2017年4月28日 6時) (レス) id: 81cc73b64b (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 更新頑張ってください!あとオリジナルフラグついちゃってますので外した方がいいですよ! (2017年4月28日 0時) (レス) id: 394f4347ab (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - 和さん» ありがとうございます!兄妹難しいですね…。大分大変です。更新頑張ります! (2017年4月21日 6時) (レス) id: 81cc73b64b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 兄弟愛大好きです!!更新いつまでも待ってます! (2017年4月21日 6時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彼岸花 | 作成日時:2017年4月16日 10時

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