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漫画の世界 42 ページ42

「確かに。所でお姉さんの横の人って友達?」

コナン君が私の横に座る光一君の方へ向いた。

「そう、光一君って言うんだけど行きたいって言ったから一緒に来たんだよ」

コソコソと話していると声がかかった。

「弟?」

光一君がコナン君をジッと見ていた。

「違うよ、友達の親戚の子だよ」

ゆるりとかぶりを降れば彼は私とコナン君を見比べた。

「夢奈ちゃんさ、向こうの学校でどうだったの?」

「私も知りたい!」

蘭ちゃん達が目を輝かせてこちらを見る。

「うーん、女子校だったから共学で見る女子よりも自由だったかな」

異性がいない分自由に過ごしていた気がする。

「学園祭とかは?イケメンくるの?」

園子ちゃんって期待を裏切らないよね。

「自分の彼氏呼ぶ人が多かったから学園祭は男子いっぱいだったかなぁ」

「想像つかないな」

「夢奈ちゃんの彼氏っているの?」

「転校したから遠距離恋愛?」

女子はこの手の話題好きだね。

「別れちゃって、いないかな」

ハハッと乾いた笑みを漏らす。

「この前先輩に告られてなかったか?」

「光一君見てたの!?///」

「うん、夢奈が困ってたなって思ってさ」

クラスメイトに見られるのは嫌だな。

「誰だったの!?もったいない!」

「園子にはまことさんがいるでしょ!」

そうだよ、あんな格好いい彼氏いるじゃない。

「それとこれは別よ!誰なの?」

「三年の野球部の先輩だったよ」

光一君そんな事まで知ってるの!?

「随分モテるんですね」

コトリと注文したものが置かれた。

「安室さん程じゃないと思いますよ」

安室さんに比べれば、私なんて可愛いものだ。

何となく睨まれてる気がするんだよな。

笑顔なのにこの威圧感は凄い。

「知り合い?」

光一君はまだ会っていなかったんだ。

「保護者だよ、お世話になってるの」

「そっか」

コナン君をちらりと見れば素知らぬ顔でジュースを飲んでいた。

私も子供ならこの安室さんの威圧から逃れられるのかな?

「てっきり恋人同士なのかと思ってました」

蘭ちゃんが悪気のない笑顔で言う。

「恋人同士ですか、それでも僕は良いんですけどね」

「え!?///」

園子ちゃんが顔を真っ赤にさせて私達を見比べる。

コナン君、ヘルプミー…。

「安室さんみたいな人私にはもったいないですよ」

ニコリと笑って返すがますます笑みを深めた安室さんの目は告白の返事を強請っていた。

すると良いタイミングで私の携帯が震えた。

誰かな?

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彼岸花(プロフ) - れんさん» ありがとうございます(*^^*) (2019年9月20日 20時) (レス) id: faf1357482 (このIDを非表示/違反報告)
れん - 面白い☆彡 (2019年9月20日 17時) (レス) id: 24330c091d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彼岸花 | 作成日時:2018年10月11日 0時

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