ローズヴラドの甘美な罪【3L可募集企画】

├用語説明 ページ2

'



世界情勢

ローズヴラド症候群、基吸血鬼が現れてから300年の月日が経った。
また、300前のニンゲンと吸血鬼の全面戦争の影響もあり、ニンゲン側は敗北し、奴 隷に堕ちた。
国境という物はなくなり、地球の全ては帝王と五摂家が握っている絶対王政。
闇に包まれた空には紅月が煌々と輝いている。
また、吸血鬼が昔のニンゲンの様に生活している。
ニンゲンの奴 隷商売が盛んで、ニンゲンは家畜同然の扱いを受けている。
全世界の約4割が吸血鬼、後6割が生き残りのニンゲン、その他になっている。
現在のニンゲンの平均寿命は劣悪な環境等もあり、30歳程度。

ローズヴラド症候群

蝙蝠の羽が背中から生え、犬歯が伸び、耳が尖り十字架を嫌い食事をしない代わり常に血に乾く様になる。
肉体の修復がニンゲンの何倍も早い為、実質不老不死。
通常の人間より身体能力が遥かに高い。
遺伝子の変異に因る細胞の病とされているが、何故か当時疫病の様に蔓延している。
昼の活動も出来るが夜の方が断然動き易い。

また、一定の年齢に達したら成長が止まる。
何歳になっても止まらず老け続ける事もある。記録上最も早いケースで20歳。

病だが世界の殆どの元人間がこの病に罹患している為、社会一般では病というよりかは体質、ニンゲンとは違った、知的生命体という認識。

遺伝子が関係する病の為、現在の殆どは感染した物では無く先祖から受け継がれてきたもの。
身体能力や羽の大きさ、血を欲する度合い、身体の修復能力等は吸血鬼によって差があり、家系によっては弱い吸血鬼も居れば物凄く身体能力の高いエリート吸血鬼も生まれる時がある。
吸血時はニンゲン側は酷い痛みと嘔吐感を覚える。
しかし、契約した場合は逆に強い快楽を覚える。

ヴラッドバースト

長い間血を飲んでいない吸血鬼に起こる現象。
目が赤く充血し、凶暴化し、誰彼構わず吸血衝動が抑えられなくなる。
そうなった場合一定量の血を摂取する事以外抑えが効かなくなる。
だがそれも個人差がありどれだけ飲んでも治らない者も居れば一滴飲んだだけで治るケースも。
一年以上の長い期間ヴラッドバースト状態に陥った場合、野生化が起こる。
吸血鬼が何よりも恐れている現象で、治安の悪い地域では時折野生化し切った元吸血鬼の巨大な獣が森を徘徊するとか。
野生化した場合寿命は一年程しか無くなる。

├続き→←◆世界観

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す