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第七話 ページ9

ゆっくりと重い瞳を開ける。

どうやらいつの間にか寝過ぎてしまったらしい。

その後、視界にうつっていたのは女性で思わず

「■■・・・?」

と馬鹿な事を言ってしまった。

もう、いないというのに

聞こえてないことを祈るばかりだ。

よく見ればさっきの読みたい本を譲った子だ。

少し安堵した様子を見ると、大体は理解する

「すまない。迷惑をかけたようだ。」

そういって頭を下げる。

「そうね。」

とぶっきらぼうに返された。

「俺が閉めて、鍵を渡しておこう。」

そういって鍵を受け取る。

彼女が出ていった後

「今日はありがとう。」

「それじゃあ、また明日。」

と聞こえてないであろう言葉をはいた。

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作者名:古茉 x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年4月17日 20時

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