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第十三話 ページ15
「いい本よね」
彼女は静かな声でそういって自分の席に戻っていった。
さてさて、何を思ってそんなことをいったのか。
言葉通りか、さてさて果たして別の意味か。
あるいはその両方か。
その真意は全くもってわからなかったが、この本を知っているということに双方驚きを覚えた事は確かだ。
しかし、まだ男子からの嫉妬の視線が消えないのを見てどう転んでも面倒なことになりそうだなと思った。
そうこうしていると、休み時間が終わって先生が入ってくる。
頭から考え事を排斥して授業に集中することにした。
できれば、何も起こらない事を祈りながら
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