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第十九話 ページ21
「明日か・・・・」
明日は吸血衝動を押さえられなくなる満月の日。
嗚呼、嫌だ。
時よ止まれ、そんなものなど見たくないし、認識すらしたくない。
そう思いながら、満月の夜に備えて準備をする。
先ずは先生に明日の授業の欠席を連絡して、ベッドで自分の体を縄で縛り、ナイフ四本で腕と足にそれぞれ二本ずつ刺し、自分の体をベットに縫い付ける。
後は人が自分の寮に近付かない事を祈るしかできない。
「・・・何で俺は吸血鬼なんだ。」
少し疲れたように虚空に呟いてから、来るであろう満月にそなえて目を閉じ、意識を暗闇のなかに飛ばした。。
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