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『鎖野郎』であるクラピカが、旅団の1人ウボォーギンを殺したらしい。
そして念能力によって今もなお団長さんとパクノダを縛っているようだが、先程マチから来た連絡によるとパクノダはその縛りに反して死んだ。
クラピカと幻影旅団の対立にゴンとキルアは首を突っ込んだ為、こんな事態になっていると言う事だろう。
迷った末に、マチには連絡を返さずレオリオとゴン、キルア…それから、クラピカの仕事仲間であるセンリツから情報を得て頭を整理していく。
…厄介なのは、ゴンが旅団と戦う気があることか。
それに嫌々な態度を取っていたとしても、最終的にはキルアも着いていきそうな雰囲気があるのも怖い。
なによりも、イル兄があの場にいてヒソカの依頼を受けたという事実があるのが頂けない。
ヒソカは団長さんと戦おうとしていた…つまり、旅団と敵対してもいいと判断した。
さらに、イル兄は金払い次第でもあるだろうが団長さんの身の安全よりもヒソカの戦闘欲を満たさせる方を優先した。
あそこが手を組むのなら、下手にゴンやキルアが首を突っ込むべきではない。
一歩間違えれば、娯楽を奪う敵としてヒソカに見られてしまう。
行動を予測する為に、団長さんに単体で接触を図るのもアリか…?
それとも、イル兄が動く前提でイル兄にくっ付くか。
いや、それかどちらにも接触する可能性のある、ヒソカと行動を共にすべきか。
ただ、念の成長がここまで早いとキルアも目が離せない。
「…キルア、ゴン、2人はこれからどうする予定?」
「俺たちはグリードアイランドっていうゲームを手に入れるよ!それで、俺の親父を探すんだ!ね、キルア!」
ニコニコと笑うゴンと、ぶすくれたキルアは、腰掛けた私の太ももに左右で別れて座っている。
おいで、と言ったら迷わず腰掛けたゴンは人に甘える事が上手だ。
反対に、人目があると素直になれないキルアは友達であるゴンの目の前で兄の膝上に乗っている事に羞恥を感じているのだろう、まあ一種の仕置きだ。
旅団に対してすぐに私の名前を出さなかった事、そして危ないことに顔を突っ込んだことを私も許してないので充分にお仕置きさせてもらう。
「そうか。なら、とりあえずはオークションに参加しないとね。」
「うん!」
…そしてできれば、彼らがオークションに気を取られている間にクラピカと話ができればいいんだけど。
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ゆーな(プロフ) - キルアの甘えたな所とヒソカが何だかんだ優しくて可愛い過ぎる!このお話面白くてハマりました! (2022年1月15日 15時) (レス) id: 83b0960623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘夏蜜柑 | 作成日時:2021年10月2日 2時